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板倉町

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平成26年6月22日 避難訓練ご苦労様でした(終了挨拶)

更新日:2021年6月15日

本日は第4回避難訓練を実施いたしましたところ行政区を中心に多くの町民各位にご参加いただきありがとうございました。併せて、館林警察署、消防団、板倉消防署のご協力も頂き無事に終了することが出来まして改めまして御礼申し上げます。

さて今年も集中豪雨、台風のシーズンとなりました。先日の梅雨入りの大雨で各河川第一、第二、邑楽東部第一排水機場も運転をいたしました。最長で一週間の運転となった機場もあります。

この様に我が町の万が一ではありますが最大の心配事は水災害であります。この地域特に上流域の五十年、百年に一度の豪雨により利根、渡良瀬川が氾濫の危機に置かれた状況の時がそれであります。

この時に備え、最優先は犠牲者を出さないことの合い言葉で自助、共助、公助、の総合力で対応しようとするのが本避難訓練であります。皆さんの間では防災というとすぐ広域防災広報システムを備えよとの声があがります。非常時はいずれも強風、大雨、住宅の密閉の条件下が想定されます。広域広報システムが設置されたとて、その効果は期待ほどではないことも専門家の中では指摘されています。言い換えれば聞こえた人だけ自分だけ避難したのでは万が一の場合最悪の結果が予想されます。幸い二時間前の対応が可能でありますので(避難の必要性の漏れなき伝達)(弱者への対応)(共助の対応)が必要不可欠であり、その前段で自分の家での必要最小限の貴重品、概ね三日間程度生き延びる水・食料等持ち出し責任が必要であり即ちこれが自助の最低限であります。このことが徹底される時、命が守れる訳であり、なお地区によっては二時間の中での行動開始の早い遅いが命取りになる地区も想定される訳であり決して町全域が同じ対応ではないということも確実に言えるわけであります。

訓練でありますから真夜中、平日、無通告という訳にはいきませんが自然災害の発生は「何でもあり」でございます。そのことを想定し今回は中心となる職員には午前4時台の出勤を命じていますが、先に述べた「何でもあり」からすればそれでも甘い訓練極まりない訳でもあります。

しかし「練習は本番のつもりで」で取り組み災害の対応に対して自分は、我が家は、我が地区は、我が地域はどうすべきかという自問自答の行動が最も必要であることを再認識する避難訓練になればと思っています。非常持出品が整理されているのか、その袋が何kgの重さなのか、実際背負って歩いて家族全員で避難所へ行けるのか。要援護者をつれて逃げられるのか、そういった具体的対応が本当に出来るのか、小児を抱えながら合羽を着ての状況かも知れません。課題は山程あるわけでございまして、いくら行政が音頭を取っても「どうせ災害は起こらない」「いざというときは他人が、行政が助けてくれる」「訓練なんか実際は役に立たない」「今日は忙しい又後で」などの無関心な方を一人でも無くして行く方向で頑張るしかないということであります。マンネリ化も心配でありますが、地道に続けることと思います。

今日の訓練、早朝からで疲れたこととは存じますが、本日の協力に感謝し、家庭で災害を想定した話し合い等、これを機会に持っていただける、即ち「備えあれば憂いなし」の状況を作っていただけると有難いと思います。

関係各位の御健勝を祈念し講評に代えます。

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