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平成27年12月16日 第4回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2017年05月31日

 第4回定例議会12月8日から日程として9日間、実質審議で5日間でありました。予算編成真最中の時期でありますので各常任委員会での所管事務調査については特別熱心な審議をいただいたかと思っております。

 今議会例年と変わってニュースソース性の高い事案「館林と板倉一市一町の合併を求める会(代表 青木秀夫氏)」が法手続を踏みつつ署名行動を完了させ、600余名の署名簿を提出されました。そのことに関心を示しての新聞各社の傍聴を含め一般質問での議論もありました。町の先々を心配しての法的住民・権利の行使行動について、田舎の農村的体質も併せ持つ当町にとってはおそらく初めての新しい住民パワーの行動と言えようかと思います。周りの意見や目を意識し、自らの意志をあまり表さず大衆の流れに沿って流れていく古い体質いわば日光東照宮の3猿的体質から脱皮する時期(一つの都市化の表れ)に来たのかなと思います。

 本来、議論の場である議会こそ、そんな体質であってはいけない訳であります。議論をせずなあなあで、まあまあで進んでも許されるもの、或いは嫌でも議論しなければ(個人の考え方を述べなければ)ならない問題があり、町の行く末を決定していく合併問題等は最も議論を必要とする事案であります。この後、手続きが進むことにより、おそらく町民の前に賛成は賛成、反対は反対なりの町の20年、30年後の将来展望を中心とした各議員一人一人の洞察力、知識を踏まえた説得力を持つ考え方、及び議会全体としての考え方が間違いなく問われてくる訳であり、是非真剣に私欲にとらわれず研究していただきたいと思います。仮に住民投票で可決されますと、館林市議会や執行部との議論の場なども想定されますので、当事者同士の知識等、程度の違い等が露呈しますと個人の資質はおろか町のそういった面まで影響しますので我々もより一層研究・勉強に努め町民の幸のため、対応してまいりますので宜しくお願いいたします。推測ですが1月4日の仕事始めより法の手順で手続きが動いていくものと思いますので一定の所まで淡々と進めたいと思います。

 世界情勢、日本情勢、町の情勢等、開会の挨拶で述べさせて頂きましたが、開会中9日間で最も大きく変化したのが平成29年4月導入予定の消費税10%に対する軽減税率の問題であります。政府は社会保障費の増大に赤信号が灯り、それに充てるべき目的税としての消費税10%導入を決定してきましたが、消費税そのものが持つ逆進性が社会的弱者や貧困層を直撃する為、その層に対する軽減策を合わせて導入する必要があるとのことで議論されてきました。しかし軽減策に適切な対策が難しさを伴う為、与党内で議論の結果、逆進性は解決できないものの、具体的な軽減措置政府最終案として一定の日用品と生鮮食料品で4000億円が財源を考える上で軽減限界であり、一部の日用品と加工品及び生鮮食料品であると1兆円予定しなければならないとの議論の末、政治判断で後者に落ち着いたとのことであります。一見、増税なしのエリアが増えたことは歓迎すべきように見えますが、社会保障に回すはずの6000億円の欠損をどう捻出するのか議論を見送り、まさかまた借金ということではないだろうと思いますし、では一体当初の目的からすると何円が社会保障に当てられるか、日本の将来の骨格を決める為の増税は何の為に行われたのかわからなくなってしまうこともあります。またほとぼりが冷め、圧倒的多数を持つ与党ですので12%、15%の増税も何でもありかもしれません。

 「直木賞」作家、野坂昭如氏が亡くなられたとの報道がありました。「直言居士的有名人」の中の一人でしたが大島渚映画監督の結婚30周年祝賀パーティーで祝辞を読んだ後、壇上での殴り合いの場面も有名でした。幼い妹を戦争で失った悲惨な体験を持つことから戦争を批判し平和の大切さ、それに対する平和ボケの現実への警鐘、成熟したと思われている現在の自由民主主義への疑問等、率直に語られる方でありましたが、死亡する直前の書物に「日本は終戦を迎へ1日で民主主義国家になったのだから逆に1日で軍国主義に戻らない保障はない。最近の状況は戦前へ時計の針が逆戻りしているようにみえる、心配だ。」とあるそうです。戦争を実体験された方が少なくなる中、大きな犠牲の上に成り立っている現在の平和の原点や「平和のためと言って気づいたら戦争になっていた」「20歳には死ぬものと何の不思議もなく思っていた」という当時の回想談などを見るとき、開戦の原点は何だったのか、分岐点はどこだったのか、なぜ芽を摘めなかったのか等、現在の地方創生などよりも遥かに大きな問題として我々の子供や孫の悲惨な生死を避けるための明るい将来づくりのため、先人たる我々の行動の責任が問われていると思います。

 さて今議会、亀井議員のいじめや学校体制への質問をはじめとして、予算に対する提言、通学路を含む災害時の安全対策、農業振興対策、合併、季楽里に対しての所見等、5議員の一般質問につきましても常に謙虚に受け止め施策の参考にしてまいります。新年まで2週間余りとなりました。暮れに向かい精神的、肉体的、金銭的に多忙となりますが、健康にご留意いただき輝かしい新年を迎えられますよう祈念申し上げ閉会のご挨拶といたします。

お問い合わせ先

総務課 秘書人事係
電話:0276-82-1111(内線 111)
ファクス:0276-82-1300
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