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板倉町

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平成28年6月7日 第2回議会定例会開会の挨拶

更新日:2021年6月4日

お早うございます。平成28年第2回定例議会を招集しましたところ、議員各位にはご出席いただきまして御苦労様でございます。例年のことながら田植えも進み、小麦の収穫作柄は良い様ですしハウス胡瓜の最終盤ということで農繁期の真只中でございます。

先日は伊勢・志摩サミットで先進国での懸案、課題に挙げられた紛争・金融・経済・人権等が話し合われ、併せて日本国民待望の広島平和記念館へのオバマ大統領の訪問や感動のスピーチが実現したことは我々にとって大きな喜びでありました。1万5000発とも言われる存在核の実態からすると「非核・平和」を求めるだけでは空論であるとの論評も一部にはあるにせよ、人類の将来に向けて大きな明るい出来事であったことは間違いないものと感じられました。

国内においては先の熊本大震災の復興活動が依然として続いており、被災状況が集計されるにつれ、その大きさに驚きを禁じ得ないところであります。火山活動と地震、断層の関係、震源地と津波の関係、震度と深さの関係等、予知の部分が多いだけに不安が増大する訳でありまして、地球の神秘に振り回される近代社会とも言えるのでしょうか。一昨日避難訓練も行わせていただきましたが今年も当地域の災害が無いよう祈るばかりであります。今年は4年に一度(オリンピックの年)の鶴ヶ島市の脚折雨乞(すねおりあまごい)祭りが開催されることから8月6日御神水のお水取りに本宮である雷電神社に市長他祭事関係者がお出でいただくことになっております。荘厳で雄大な蛇を神に見立てた昔の雨乞いの儀式でありますが、我が本家本元も最も水害に弱い地域ですので改めて雷電神社のご加護を願うものであります。

3年に一度の参院選が7月10日に予定され、消費税10%の確約が前回衆院選にてなされていたことから、この3ヶ月から4ヶ月その是非を巡り景気状況の判断、アベノミクスの評価、改憲を目指す為の獲得議席数の予測等も複雑にからみ、しかもそれによっては今後の日本経済の浮沈に関わるという瀬戸際論もあることや、社会保障の後退にまで大きく左右すると言われていることから、消費税10%の増税決断が最大のニュースとして取り上げられてきました。結果として歳入欠陥を伴う増税延期と衆参同日回避の形で安倍首相の結論が出た様であります。判断として増税は国民心理に影響し、景気悪化を招き歳入増には繋がらない、時期不適当という先延ばし論と、増税無しでは財政悪化を招き国際公約不履行による国債の信用の低下、社会保障の低下、恒久財源不足による借金の増大、ひいては更なる不況増大になるという論理のぶつかり合いの結果、依然として道半ばとも言われるアベノミクスの成功を引き続き期待し、それによるプラス面だけを想定した現状据え置きに落ち着いたとの論評が圧倒的でありました。国家財政も更に厳しさを増しながらの運営が予想されることにより、次年度地方自治体予算の更なる厳しさを感じざるを得ない状況となっております。この状況下で6月22日の参院選突入となりますので、その結果の国民の判断を注目したいと思います。

町におきましては、予算執行は順調に進んでいます。昨年秋口の住民発議により法定協設置の動きが活発化し法定の手続き、手順を踏まえ両市町の議決を経て6月1日、各紙報道の通り館林市・板倉町合併協議会の設置が両市町長署名押印のもと正式に決定を致しました。同時に事務局も発足し、板倉町から課長・係長・係員の3名が館林市の5名の職員と共に協議会長の市長から辞令交付を受け専従職員として派遣が決定いたしました。協議会を構成する人員は両市町共、ほぼ共通の首長・副首長・教育長・正副議長・議会代表3名・区長会長・商工会長・農業委員会長・農協長(共通)、発議者(議長と重複)の両市町11名ずつに1名を加えて23名となりました。予定では7月中旬より第1回の協議会を開催し、概ね月1回ペースで協議を重ね、その内容については(仮)館林板倉合併協議会だよりを都度発行することにより話し合いの内容を各町民の皆様に丁寧に分かり易く説明・報告する予定となっています。また、町民の声を出来るだけ反映させる様、説明会等も必要に応じ考えていくとの方向性も共通認識されました。

偶然並行する形となった庁舎建設については住民発議が正式に受理される状況になった直近の昨年12月16日午後1時30分からの第6回建設委員会協議事項3-1においてその影響と対応について全体で話し合いを持ち、土地取得への影響、契約上の影響等を説明、今後の方向性を質疑応答も通し議論した結果、予定通り設計事務を進めていくことが全会一致で承認され、今日に至っています。このことから町だより5月号に完成予想図と機能図を掲載した経緯があります。いずれにしても応用性に富み、1階部分が浸水することも想定され2階3階部分は大切な部分になるだろうと思います。昨年12月時点では合併協の設立も含めた先々は見通せず今日現在の時点でも協議終了は現時点では不確定ということでありますので万が一余剰スペースが出るとしてもその利用度は多角的にあるということであり全く無駄になるようなことはないとの結論であります。近々、本設計を承認いただきいよいよ工事発注へと進める予定となっております。

また、今年は先に述べた参院選の他に町長選の年でもあります。来たる11月6日を投票日に決定し、去る5月20日の記者会見で1~2年とみられる法定協の協議が開始される予定の他、庁舎建設中、国道354号線、八間樋橋の完成も間近、小学校の再編、ふるさと創生・活性化対策等、他重要案件が全て着手中ということで仕上げも含め方向性に責任を持つという意味合いからも、後援会の強力な出馬要請もありましたので出馬の表明を行った所であります。細部に付いては2日目一般質問等もある様ですのでそちらで見解を更に述べさせて頂きます。

今議会、同意第2号 監査委員の選任について、報告1号、2号、3号について、そして議案30号から34号について、最後に請願第1号を御審議頂くわけですがよろしくお願いいたします。

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