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板倉町

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平成28年9月6日 第3回議会定例会開会の挨拶

更新日:2021年6月4日

お早うございます。平成28年第3回議会を招集しましたところ、議員各位にはご出席賜りありがとうございます。

さて、この地域日本一の暑さが定着したせいか、今年の夏も猛暑であったと思いますが異常感まで感じず過ぎようとしています。代わって渡良瀬川、利根川の取水制限や貯水率の話などから降水量の少なさを感じた夏といえようと思います。しかし、やっぱり時期になるといつものように台風シーズンになる訳でありまして、ここの所立て続けに北日本直撃型が発生し、我が地域にも強い警戒感を抱かせながら東北・北海道上陸となりました。免れた当地域は喜び、被災した地域は茫然とする程の被害を各地で受け、多数の死者・不明者が出ていることに対し、心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。今勢力を増している12号については秋型台風のようでして、西日本上陸型のようでありますが、注意が必要であります。

こんな気象状況の中で、稲の収穫は進み収量・質は前年並み、価格は5%程度となっているようであり、抑制胡瓜等は順調な生育と言われており先々年末に向かって明るい状況が続いてくれればと願うところでございます。

さて、テロ等心配されたリオオリンピックも終わり、日本勢の活躍に寝不足状態の人も多かったと思います。ロシアのドーピング問題も含め、スポーツの祭典に政治が絡むケースも時折ある訳ですが、何とかつぎの東京に引き継がれたということで、また4年後に向け議論も早速始まっているところであります。

世界情勢ですが、相変わらず中東ヨーロッパではテロ活動による自爆や人質を取った立てこもり事件が各地で発生し、相当の死傷者が続出する中で、最近は日本人も巻き込まれるケース、或いは標的になるケースが増える傾向です。その原因は日本人のグローバル化により自然的なものか、又、国自体の右傾化や米国を中心とした国々の連携に対しての反発なのか、経済先進国に対する恨みつらみなのか判りませんが何時、何処で、誰が被災するのか判らない状況であります。不安定化になっているのは間違いありません。又、中国・韓国や北朝鮮との外交の重要性も日増しに高まっており、領土問題・安全保障・軍事面や経済面でも更に緊迫感が高まるのは必然であります。株価・公債・通貨等の経済問題も円高傾向が予測されることが今後国内分野にどの様に影響するのかも含め中国で開かれるG20カ国会議でどう協調が図られるか注目であります。

国内に於いては7月の参議院選は自民党の圧勝で終わり、ドタバタした東京都知事選は小池都政が誕生し、東京オリンピックを目指しながら前東京都政について指摘された築地市場移転問題、膨大に膨れあがったオリンピック関連経費や情報公開の進展についてのリーダーシップによる公約の実践が始まったようであります。同様にアベノミクスの第3弾、最大限にエンジンをふかすとの首相の公約により大勝した参議院選でありますので末端自治体ではその効果が感じられない中で消費者物価指数も前年同月比0.5%ずつ5ヶ月連続でマイナスが続いているとの調査結果が出ており、成功に向けて是非全力で取り組み願いたいと共に計画通りの成長軌道に早く乗せていただきたい、貧富の拡大に配慮頂きたいと願うものであります。

少年に対するリンチ事件がまた発生し、関係する少年5人が逮捕されました。連日の新聞紙面では、少年の自殺もいじめを苦に後を絶ちません。又、ストーカー行為、携帯での隠し撮り等の記事が定番となっている様に感じます。町行政でもこの様な反社会的行為の発生に教委・地域と連携して根源の除去に全力を挙げなければと思います。

町においてはついこの間パルシステムさんの進出が決定しました。その他商談も継続中ということで、今後にも期待をしていただきたいと思います。

平成27年度町政を振り返ってみますと多くの事案に取り組みました。

その成果については総務費では庁舎建設事業を初めとした6事業や平成26年度繰越事業である地域住民緊急支援事業として6事業を実施し、民生費では臨時福祉給付金を初めとした各子育て支援等の3事業、衛生費ではがん検診自己負担ワンコイン化を初めとして広域ゴミ処理関係、農林水産事業では平成26年2月の大雪被災関連支援や基盤促進事業、土木費では八間樋事業や町道整備事業を初めとした6事業、消防費では飯野避難地拠点整備や東小学校・北小学校・中央公民館への太陽光発電設置、教育費では認定こども園や渡良瀬運動場の環境整備等、各分野に亘って取り組んだ所であります。予算額は6回の補正により当初53億5,000万円に5億円余りを追加し、前年度繰越し明許費等繰越予算2億7,000万円余りを加えた最終予算現額は61億3,400万円余りとなりました。算額は歳入総額62億2,437万円、歳出総額55億2,609万円となり差引残高6億9,800万円余りに対し実質収支額は5億3,600万円余りでありました。細部については今議会で説明があろうと思います。

今後は厚生病院耐震化整備、一市二町ゴミ処理施設稼働に伴う借り入れ返済負担金、高年齢化に伴う社会保障関係費の増加、新庁舎建設に伴う借入金の増大と積立金の減少、少子化子育て支援等人口増加策費用の増加等、財政面に厳しさが予想されますので合併協議も見据えながら各般に亘る重要課題の解決に向けて真剣な舵取りが必要と存じます。

今議会諮問第3号から認定6号までの20議案を上程いたしましたが、ご審議の上全議案スムーズの内にご決定いただきます様お願い申し上げ、開会の挨拶といたします。

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