平成29年4月3日 辞令交付式訓辞
更新日:2021年6月4日
三寒四温の中、桜前線も当町まで及び、日増しに冬枯れの野の景色も緑に変わりつつあります今日、4月1日付辞令を交付させて頂きました。
新採5名、再任用5名、異動45名、うち昇任昇格8名、昇格6名、その他1名、退職7名でございました。合わせて副町長職を新設し、町長補佐を廃止いたしました。
まず、自治功労ということで、35年表彰の3人の課長さん、そして25年表彰の5名の職員の皆様おめでとうございます。これを契機に更に職務に精励されることを期待します。
新規採用の皆さん、6倍を超える競争率を勝ち抜かれ、栄冠を手にした訳ですので、先程の宣誓を忘れず、又、面接での初心を忘れず、笑顔・挨拶・責任・スピード感、わからないことはどんどん聞くの姿勢で頑張ってください。
続いて異動された皆さん、退職者の席を埋める為、それぞれの自己申告書(希望)、在籍年数、上司の評価、法による学歴差と勤務年数の調整、職に対しての適正等を勘案し、昇任・昇格・配置換えをいたしました。異動について比較しますと、学校の教員や警察を例にして例えると、転任してもやることは同じで、せいぜい通勤距離や付き合う人が変わるだけでありますが、役場の職員は管理職であれ一般職であれ全く違う分野への異動ですから、0からの出発になる訳であります。3ヶ月や半年は業務の内容を仕事をしながら覚えなくてはなりません。従って当然総合的な戦力ダウンになる訳であり、個人的には不安と不信も増加することになります。しかし、マンネリ化の打破、新しい発見との出会い等、再スタート的見地からみますと異動の長所も大きくあるわけで、前述のように同じ異動でも最も柔軟性、適応性が強く求められる職場ということで今年も頑張って欲しいと思います。
新再任用3名、継続2名、計5名の皆さん、国の制度改正によりそれぞれの定められた期間、定められた待遇でフルタイム勤務を頂きますが、経験豊富な良き相談相手として、又、しっかりした業務遂行の模範として頑張って頂くよう期待します。
90名を超す臨時職員の皆さんに於きましても、町民目線から見ますと正職員と変わらぬ同じ役場の職員であります。お褒めの言葉もお小言も同じ職員としていただいてしまいます。評価の高い臨時さんもおられるとの報告も受けますが、国でも働き方改革の中で「同一労働、同一賃金を」を目安として、どの様な具体的な指針を打ち出してくるか現在議論が始まったばかりですので、待遇に対して「現状よりも後退はない、更に明るい方向」と思っていますが、それはそれとして正職のつもりで頑張ってください。
昨年1年を振り返りプロである皆さんに対して町民の指摘する一面を申し上げると、
- 書類の誤字・訂正が多い「能力の問題、ケアレスミス、管理責任」
- 初歩的接遇面での苦情や無気力を感じさせる職員の指摘「個人の資質・ケアレスミス・管理責任」
- 町外在住職員の多さ「安全安心・防災の中心となる職員、町内外の差の評価を考慮すべし」
- 全体としてスピード感がない「すぐやる課を作れ、本人の自覚、管理責任」
- 経済観念がうすい「なんでも業者発注、自分で考えない、他人事、慣習、管理責任」
- 職員同士の横の繋がりの無さ「職場内情報共有の不徹底、管理責任」
等であります。これらの点については特に注意しながら今年も元気に頑張っていただくこと、そして今年一年が皆様にとってまずは健康で素晴らしい年度になります様、又、町にとって課題解決が順調に進む良い年度となります様、各人の努力に大きな期待を申し上げ訓辞といたします。