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板倉町

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平成23年10月2日 防災訓練開会式の挨拶

更新日:2021年12月9日

心配された天候も、絶好のコンディションになりました。町の計画にのっとり、2年に一度の防災訓練、各行政区の皆さんを中心に、その他の各関係団体の皆さんの参加により、開催の運びとなりましたこと、まず、お礼申し上げたいと思います。

さて、3月11日東日本大震災も早や半年を経過したところでありますが、その影響は、直撃を受け壊滅的な状況の中、2万人にも及ぶ死者不明者を数えた三陸一帯の被災町の皆様はもちろん、人災とも言われる原発事故放射能拡散の問題と合わせて、東日本全体にも大きな災害を及ぼしております。

結果として、国民の各種災害に対する安全安心の意識はピークに達している状況が続いているところであります。当地域に於いても、地震、風水災害、放射能拡散による小児に対する影響、風評被害等町民の関心は、今迄にない状況に置かれております。まさにこの時期をとらえ、災害に対する対策をしっかり充実させることが急務であります。

特に当町に於いては、立地上、利根、渡良瀬に挟まれた地域として、永年にわたって水災害に対しての不安が続いておりますが、万が一の時にはハザードマップに記された水位が想定され、又、相手が自然ということを考えればそれ以上のことも充分にあり得ることであり、特に場所によってはいかに早く、安全に1人の方のもれもなく避難できるかが大きな課題であります。

また、避難訓練に当たり、各行政区の伝達組織の充実、弱者をはじめとした要援護者の把握作業も含め、区内各家庭の家族構成把握の努力も行なっていただいたところであり、それを踏まえて、本日は、開会式前の時間を利用させていただき、初めての避難訓練を実施させていただきました。

初めてのことなので、今年は、ひとまず各行政区の集会所に集まることから始めた訳でありますが、きっと、朝の時間帯集まることだけの模擬訓練ということで、どの程度参加されたのか興味のある所でございます。万が一の場合の「死者0を目指す」口で言うことは簡単ですが、想定出来ることすべて、そして想定外をも想定しながら、本気で、真剣に、スピーディーに、そしてもれなくということを前提に、日中でも夜中でも雨天の中でも、その状況がおこり得るということを前提に訓練が徹底して行われなければ、なかなか達成出来ないことと思います。防災元年とし、これから何回となく訓練を重ねて、その水準を上げて参りたいと思っていますので宜しくお願いいたします。

会場では、風水災害、地震、大規模火災、小規模火災救助等想定し、消防署、警察署、役場職員も含め各関係機関、団体にご協力頂きながらの実施となりますので、ケガのない様真剣に取り組んで頂きますよう宜しくお願いいたします。

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