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板倉町

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平成23年9月1日 新総理誕生に想う

更新日:2021年5月24日

3月11日東日本大震災からあっという間に半年たとうとしている。

この間未曾有の経験を通して、自然の驚異に対しての無力さ、信頼の高かった原発の放射能の恐ろしさ、退避された多くの被災者の苦しみ、復興の遅さ、復興構想の難しさ、これらに対する国民の心温かさ、政府、国会議員の無力さ、欠点だけを拾うマスコミ、そして経済不況に加えての円高、国債の格下げ、風評被害、安全安心への依存、国への信頼性の低下など数え上げればきりがない程さまざまな難問を経験することとなった。

8月下旬、これら全ての政治課題に対応のまずさを指摘されつづけてきた菅政権はついに総辞職し、新しい総理大臣を選ぶ民主党の代表選が30日に行われた。野田財務大臣の当選となり第95代総理大臣に就任したが、相変わらず小沢、反小沢での争いの果て、反小沢系の結集(2、3、4位連合)で勝利したようだが、3人目の総理も総選挙(国民の審判)を経ずに選ぶ民主党。かつて自民党に対して何と攻撃したか忘れたのかと言いたくなる程である。この手法を筆頭として、鳩山、菅総理に代表する(1)約束の信頼性(2)実行の信頼性(3)言葉の信頼性が民主党そのものの信頼性の失墜に大きく貢献したところである。そんな後のないと思われる今回の代表選。

数合わせと、いわゆるどじょう演説によって誕生した野田新総理、「ルックスも見た通りです」「地盤、看板、カバン何もありません」「農家の父と、実家が農家の母との間に生まれた私です」「どじょうと言われてます。金魚にはなれません」「しかしどじょうはどじょうの味があります。地味に真正直に真剣にとことん地をはって汗をかきます。国民の為に命をかけて頑張ります。」この言葉を聞いてとかく「口ばかり、演説では耳ざわりの良いことを言う」国会議員の中でも最後の期待としてもう一度「やりたいこと」より「やるべきこと」をやっていただく、かすかな期待をしてみたいと思ったところである。

小さな田舎の町の行政の長として、美辞麗句を並べることより、我が町に寄せられている一つひとつの課題の優先順位を真剣に考えながら「現実直視、生活重視」の観点から改めて職員一丸となって頑張ろう、「信頼こそが命」と改めて思うところである。

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