メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
板倉町

平成23年5月19日 善と悪

更新日:2021年5月17日

東日本大震災から70日が経過し、依然として定まらぬ復興計画、そして、原発事故の真相が時の経過とともに明らかになり、レベル7が最初から認識されながら具体的発表は低レベルから始まった経緯があったことから、国、東電側の隠ぺい体質に問題があるやに受けとられ、尚一層行政に対する不信感が強まっている。

まず、安心感を与えるべきと言われるそんな中、ああすべき、こうすべきという評論家の数はごまんといるようであるが、原発事故収束に向けて放射能を浴びながら、命がけで修復に向けてがんばっている原発関連作業員の皆さんに心から敬意を表したい。

むしろ世論やマスコミは、そうした関係者のかたがたが奮いたってがんばれるよう、いろいろなかたちで応援すべきではないか。

今回の震災の被害者は、もちろん津波で生命や住居、生活環境を破壊された何十万人のかたがたではあるが、それと全く同じ環境にありながらも、前述の原発作業員さんの他にも、そのかたがたでしか持ち得ない技術をお持ちの皆さんが自らの不明の家族の捜索さえもせずに、他人に任せながら職責を全うしている状況も時折マスコミ等で報道され、多くの国民から敬意を受けているが、それと並行して被災地に入り込み留守宅を片っ端から荒らして、金品を盗んでいく心ない人々(泥棒)の話しも合わせ聞く時、同じ人間でなぜこうも中身が違う人間が世の中にはいるのか、我々は間違っても、どんな理由があろうとも後者の部類には入ってはいけないし、できれば前者の仲間入りをしたいものである。

引き続き、特定の技術をお持ちのかたがたしか対応できない分野で体力、気力疲労の限界と戦いながらがんばっている皆様に心から感謝しながらご活躍に期待させていただくしかないという現実を踏まえ、我々も自分の持ち場を精一杯がんばることでお礼に代えたいと思う今日この頃であります。

このページに関する問い合わせ先

  • 総務課 秘書人事係
    電話:0276-82-1111(ダイヤルイン 82-6121)
    ファクス:0276-82-1300
  • お問い合せ