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板倉町

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令和3年12月13日 第4回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2021年12月15日

12月7日から本日までの7日間、実質審議4日間の第4回議会定例会でございました。教育委員さん1名の承認のほか、全議案原案どおり可決承認いただきありがとうございました。また、一般質問も3名の議員さんから共通して新型コロナウイルス感染症に対する今日までの反省点、問題点、今後実施される3回目のワクチン接種に対する心配や不安、具体的な予定、準備状況等の質問をいただき、その他、いじめの現状、町におけるSDGsの取組と進捗状況、減少傾向が著しい農業者人口や後継者問題、さらには町人口減少対策を見通した特定地域づくり事業協同組合の設立について、町の農業全般に対する独自支援の可能性等に関する質問もございました。それぞれが町の現状に対する貴重な意見具申であり、現時点での一応の答弁はさせていただきましたが、今後の行政運営の各分野の中でしっかりと課題として位置付けながら進めて参りたいと思います。

岸田政権のオミクロン株の感染対策として、世界各国入国禁止措置とした水際対策を強烈に進めたこと(アメリカ、イスラエルに次いで世界第3番目)を評価しましたが、それでもなお国内のオミクロン株の感染者が既に13名、県内でも3名の濃厚接触者が確認されており、じわじわと感染が広がる様相を呈しています。せっかく県内では新規感染者数がゼロの状況が続き、経済振興に向けての精神状態や人流が戻り始め、明るさが日増しに改善傾向にある中、嫌な水差し感と第6波に対する不安感が起こりつつあります。基本的な新型コロナウイルス感染症対策を講じながら頑張りたいと思います。

18歳以下に10万円相当を給付する国のコロナ経済対策を巡り、半額分をクーポン対応とする内容に対して経費面、人的労力面、時期的な面等から不適正との指摘が野党から起こり、それを契機として、その財政措置の大きな違いが無駄遣い、愚策として、全国の自治体の大半が全額現金給付に傾きつつあることから、連日マスコミを賑わす問題として、内閣、与党、国会議員の国民感情との乖離、金銭感覚の鈍さ、ずさんさの問題と重なって大騒ぎになっています。12月11日の上毛新聞一面にて、県内11市町現金給付との記事が掲載され、マスコミで大騒ぎになっていますので、当町は12月7日時点で福祉課長と現金給付について話し合い、福祉課長には8日の取材を受けた時点で、ペナルティがなければ全額現金で対応予定の話をするよう指示しておりました。上毛新聞の記事は全自治体取材のうえでの掲載ではない不正確な記事と判明しましたので、自治体間の取材の不公平による公器としての礼の無さに対して抗議をし、陳謝をいただいております。我が町も遅れてはいません。むしろ、他自治体より早く町の対応を決めていますが、国の動向も見守っています。報道にありました11の自治体についてもペナルティがなければ現金支給をするという条件付きの話であります。

12月11日、国土交通省利根川上流河川事務所長より、板倉町大字大高嶋字大久保、島地先堤防改良工事の現場視察と説明会参加の要請があり、私、副町長、総務課長、都市建設課長他計5名で出席してきました。利根川上流河川事務所側は、所長、副所長、統括官、担当課長他数名、工事請負会社2社の責任者他10名程度が出席し、ドローン撮影を活用した施工方法について説明を受けました。国側の狙いとしては、利根川上流河川事務所管轄内の水害心配地域における堤防補強(高さ1m)に最大の力点を置いた工事を計画しており、今後、旧北川辺町から明和町の先までの増強を計画していること等の説明を受けながら、最先端のコンピュータ衛星通信機能付きブルドーザ(転圧の精度が高く、高低差の誤差は1cm以下)の試乗をさせていただきました。この地を守っていただく国の決意を強く感じながら、今後の更なる当地、当町に対する強いご指導とご尽力のお願いも改めてさせていただきました。

年末から年始にかけて、12月22日、24日に群馬・埼玉県知事への利根新架橋陳情、1月18日に4県、4市2町による渡良瀬遊水地の治水事業推進陳情がございます。この地域の宿命的欠点を根本から見直す(堤防増強を含める)陳情が続きます。隣県6自治体首長揃って各県出身の衆参国会議員に対面し、各省担当大臣に直接地域の願意を届けるものです。

今議会、おかげさまで閉会となりますが、この年末、年始、前述の新型コロナウイルス感染症の状況に留意し、事業内容をその時々の状況に合わせながら、やるべきことは計画に沿ってしっかり進めていかねばなりません。二元代表制である議会の役割は、チェックと批判ばかりではありません。また、各議員の意見は意見として受け止め、過半数以上の統一された意見は重視し、具体的提案をいただきながらの議論は一層重視しながらの対応を基本としています。これまで以上の良い関係を保ちながら、新年もよろしくお願い申し上げます。新年が幸多きよう、ご健康で益々のご活躍を祈念し、閉会の挨拶といたします。

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