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板倉町

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令和4年1月4日 仕事始め式訓辞

更新日:2022年1月7日

明けましておめでとうございます。昨年の仕事納め式では所用により、町長就任以来初めて、副町長が代わって訓示を申し上げました。9か月間の主立った出来事や反省、そして向かうべき目標など、副町長から話があったことと思います。

今年の三が日は、天候こそ晴れ続きの寅年にふさわしい素晴らしい年明けでしたが、今年も残念ながら、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの変異株に大きく影響されそうな先行きの見えない不安定要素を脳裏に浮かべながらの幕開けでありました。

わが家でも60キロメートル圏内で生活している子や孫が、2年も里帰りできなかったことを踏まえ、感染予防対策に細心の注意を払いつつ、密を避けながらの「ずらし帰郷」が実現しました。2年間の空白を埋めるべく、2日間にわたり、大きく成長した孫達との会話やわが子ともどもの食事会は、我慢ができないという人間の弱さを感じながら、その終息を待ちきれず行ったものでありました。ゼロではなく、ウィズコロナを踏まえての一歩踏み出しでありました。どこの家庭でも似た状況があったことと思います。

県内東毛地域の人口に対する新型コロナウイルス感染者数は東京都を超えており、年の暮れには1日あたり30人近くの発生もありました。しばらくの間、感染者数0人で推移してきた当町においても、年明けの1日から2日に連続して陽性者の発生が確認されました。前述のわが家の例を含め、年の暮れから人の出入りが増えたものと推察できますので、今後の陽性者数の推移を注視していきたいと思います。

コロナ禍最大の特徴は、人と人との接触を避けることであり、この2年間はマスクの着用、人との距離をとること、そして、できるだけ人混みを作らないこと、究極は人間集団を作らないことが習慣となりました。結果として、相手には目しか見えず、顔の表情が分からない、会話は最小限とし、会議や集団形成のものはできるだけ行わないという手法が主流になり、社会を形成する最も重要な人の集まりが敬遠されるようになりました。人社会で最も大事な「対話」が大きく後退するとともに、目標にしてきたわれわれの希望も弱々しくなってきている状況を改めて認識し、館林ケーブルテレビ新春特別番組での「新年のごあいさつ」において、「希望を大きく」「失いかけている対話を大事にすべき」と申し上げました。この2つは町民の皆さまの生活に密着した政策を進める役場組織にとって最も大事なことでありますので、意識して業務にあたるようよろしくお願いします。このことは聞く力にもなるわけであり「希望イコール立てた目標」を実現できるよう、今年度残り3か月、しっかり全力での対応をお願いしたいと思います。

新年は、災害対策として、洪水時緊急避難場所の実現や地に足のついた避難計画の完成、国と連携した新型コロナウイルス感染症対策、人口減少対策に向けたニュータウン販売促進、企業誘致、新しい農業対策、町内主要道整備計画の策定、福祉の充実など、課題解決に向かって頑張りたいと思います。お互い健康に留意して頑張りましょう。

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