前橋地方気象台長との懇談について(令和4年6月20日)
更新日:2022年9月15日
当町をはじめとする邑楽館林地域は、南北を利根川と渡良瀬川の大河川に囲まれていることから、雨期である5月下旬から10月下旬までの期間は、水災害の不安が非常に高まる地域です。しかしながら、昭和22年のカスリーン台風以来75年間、堤防補強や内水機械排水施設整備等の対策が講じられたことにより、水害といえる程の浸水被害もほとんどなく今日に至っている状況です。
そのような中、地球規模での温暖化に伴う昨今の気象現象の著しい変化は、時として私たちに待ったなしでの最善の選択を求めてきます。災害対応時、私たちにとって役立つ情報の最たるものが防災気象情報であり、気象現象に対する科学的分析と予報技術の進歩に伴い、その精度も格段に向上しています。現在では、きめ細かい範囲でのピンポイント予報をホットラインで即時にやり取りできるようになっており、何よりありがたい連携体制が整っている状況にあります。
今年は、梅雨シーズンに入って早々、当地域や高崎藤岡地域において雷雨による降ひょう被害を受けました。例年同様、水災害の警戒期間における平穏を祈りつつ、万が一の時には、前述の近代化された精度の高い予報による防災気象情報を提供していただけるようお願いし、意見交換もさせていただきました。
前橋地方気象台の前田台長は、今年4月に前任地の石垣島気象台から当地へ異動され、着任後初めての挨拶も兼ねて本日お越しいただいたとのことです。緊急時ホットラインを始め、今後の相互連携について確認させていただきながら意見交換できた有意義な時間でした。ありがとうございました。