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板倉町

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木造・阿弥陀如来立像(もくぞう・あみだにょらいりつぞう)

更新日:2019年3月1日

 安勝寺境内の阿弥陀堂内に寄木像阿弥陀如来立像があります。本像は全体的には宋風彫刻です。

 頭髪は縄状でいわゆる「清涼寺式(注釈1)」釈迦如来像と同じで、県下ではきわめて類例少ないものです。
製作年代は鎌倉時代末から南北朝時代初期のものと考えられ、目は慈悲で頬は丸みを帯び、口元は閉まっています。

 印相は右手施無畏(せむい)(注釈2)、左手与願印(よがんいん)(注釈3)を結び上品下生印 (じょうぼんげしょういん)(注釈4)を組んでいます。

 (注釈1)
 清涼寺式:清涼寺とは京都市右京区嵯峨にある浄土宗の寺。この寺を建立した僧が宋から釈迦像を持ち帰ったことに始まる。この「釈迦如来立像」は国宝であり、清涼寺式釈迦といわれ、多くの模像が作られた。
(注釈2)
 施無畏(せむい):すべての恐れを除き、人々に安心を与えることを示す印
(注釈3)
 与願印(よがんいん):人々に安心を与える印
(注釈4)
 上品下生印(じょうぼんげしょういん):極楽浄土に生まれる人を、その資質のうえから上品上生から下品下生と九段階に分けた九品(ぼん)のひとつ。

木造・阿弥陀如来立像

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