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板倉町

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平成26年9月25日 第3回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2021年6月16日

一言御挨拶申し上げます。

9月9日より17日間にわたって開会された今定例議会、2件の人事案件を含む21議案を原案通り可決いただきありがとうございました。議会改革により予算決算常任委員会が設置され、議員各位の出務日数も増えたようでありますが、その分各位の質疑に対する受け応えも充分あったかと思いますので、限りある財源をどのように使っているか、特に新人議員の皆さんの理解を深める為には良い傾向であったろうと感じております。

そういった中で今議会もそうでしたが継続的に見てみますと、各質問、質疑共、要望で終わるケースが多く感じます。個人議員の要望が議会全体としての声なのかどうか判断に苦しむものもありますので、確かに理想的にはすべての心配事案に対応できればそれに越したことはない訳ですが、財政の問題を考えますとなかなかそうは行かない訳であります。現実の問題として今年の決算でも必要ない廃止せよとの事案は一つもない訳であり、増やすだけの要望提案は一般町民の皆さんと同じレベルと言わざるを得ません。財政を考えない家計は破産しますし、会社は倒産します。日本の国の債務も必ず計画的に我々国民が世界との約束を通じて返済していかねばならないことと同じであります。「塵も積もれば山となる」ではありませんが、収入に応じ、優先順位を考え、必要に応じて最大限取り組むのが当たり前の手法であり政治だけが別枠ではありません。長い経験を積まれた議員各位、胸に手を当てれば皆分かっているはずであります。千葉県富津市が第2の夕張市かと騒がれ始めました。この間まで群馬県嬬恋村も厳しい状況もありました。我が町に於いても庁舎建設、八間樋橋を始めゴミ、病院、水道、消防と広域での複数の大型プロジェクトが動き出しており、更に人口減少による収入減が予想される中での高齢化社会の到来を見据えた時、そして成熟社会に向かっての多岐に亘る各種要望の達成にはお金がいくらあっても充分ではない状況は依然として続いていると思います。2つ、3つ、大きな事業を財政を考えずに行えば、すぐ町政運営に差し障りが出る状況と認識しています。そういったことから少しでも多く対応できる様に企業誘致、住宅販売等収入の拡大に取り組んでいる訳でありまして、ご理解を頂きたいと思います。「良いことは全国に先駆けて一番早く取り組め」などの軽い発言が良くありますが、財政に影響ないのであれば別ですが、美辞麗句を並べただけの耳障りの良い無責任な発言であり、私の最も嫌う所であります。町と議会は二元代表制、車の両輪、アクセルとブレーキ、チェック機関、いろいろと表現されます。議員個人の考えをいくら述べられても個人であり、議会全体としての過半数を超えた見解としての提言をお願いできればと思いますし、その作業を議会としてすべきであります。勿論少数であっても行政側と一致するものについては積極的に取り組んでいきたいと思います。これを踏まえて今回も一般質問、委員会質疑等、内容の濃いもの、考えさせられるもの等いくつもございましたので、今後に役立てて参りたいと思います。

合わせて、郡内各9月議会を調査しましたところ、明和13日間、邑楽11日間、千代田10日間、大泉17日間であり、比較しますと我が議会熱心な議論を否定するつもりは毛頭ありませんが、日程的にやや長すぎの感は否めません。ほぼ同じ内容の審議期間が明和町、千代田町、邑楽町からすると4~5割日数で多い実態が見られます。職員の負担、議員さんの負担、拘束時間等考えますと効率も踏まえた審議の在り方や内容の検討も必要な気がいたします。是非、一考願えればと思います。

本日は最終日に付き、恒例の議員と執行部の懇談会が計画されておりましたが、台風16号の接近ということで中止とさせていただきました。本日が当町に最も影響する可能性が強いと判断してのことであり、すでに温帯低気圧に衰退した様でありますが雨に対する心配は依然としてある様ですので、万全の警戒体制をいつもの様に敷きたいと思います。

これからいよいよ秋であります。行楽、研修、文化、芸術、読書、体育、そして食欲の秋といろいろな表現が当てはまる秋であります。イベント等も含め出務が重なる時期となります。又11月に予定されている議会改革の目玉である議会報告会も有権者の皆様大きく期待、楽しみにされている様ですので、是非体調に留意されながら御活躍くださいます様、お願い申し上げ閉会の御挨拶と致します。

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