平成29年6月6日 第2回議会定例会開会の挨拶
更新日:2021年6月4日
平成29年第2回定例議会を招集いたしましたが、議員各位には出席頂きご苦労様です。田植えも大型機械化が進み、麦作跡を除きアッという間に終了の様相であります。4月以降の露地・ハウスものの野菜も相場は順調な話を聞いており、小麦の作柄も良い様であります。もう少しで春の農作物の終了時期になりますのでこのままの良好な推移を希望するものであります。
国外近隣では北朝鮮核武装路線強硬姿勢に対し、その抑止を目指した日米韓及び中露、そして周辺国も関わった緊迫した状態が続いており、目の離せない状況であります。また、相変わらず「貧困」「較差」「宗教」に端を発したISテロが欧州を中心に各国で頻発しており、加えて米・ソ・中大国の覇権を意識した思惑が対応を難しくしている面など嘆かわしい状態が続いています。更に地道な努力のもと、薄氷の上に成り立っていた「パリ協定」も脱退を明言したトランプ氏の大統領選公約対応の為、地球温暖化防止の全世界的協調路線に先行き不透明感が沸き出し始めている状況であります。米国との親しい関係にある日本でもこの対応にはさすがに担当大臣が非難声明を出さざるを得ない状況であります。国内では突然首相の9条加憲論や共謀罪の趣旨を盛り込んだテロ等準備罪の新設、オリンピック開催費の負担問題や豊洲市場移転賛否、首相の忖度についての森友、加計学園問題、更にこれら一連に関する官庁の情報、文書も含めた開示や説明責任の在り方等について報道各社の姿勢の違いも含めて民主主義国家の成熟度や主権在民たる国民の知る権利に対する政府の姿勢も大きな関心の的となっている気がいたします。
町に於きましては先般、庁舎建設過程の第一期造成工事も完了したことから建設委員さんを対象に現場説明会を開催し、現状の説明をさせて頂きました。いよいよ建築工事に入りますが、今後も途中見学会を適宜開催予定でありますので宜しくお願いいたします。また、国道354号線北川辺バイパス工事についても計画通り進んでいるとのことでありますし、その他ハード・ソフト面の諸計画も予定に添って経過を刻んでいます。
話は変わりますが、6月2日、2016年人口動態速報値が厚生労働省より発表されました。国として初めて出生数が100万人を割り死亡者数130万7000人超ということで自然減33万人余りであったそうです。県では出生数1万3,661人、死亡2万2,125人、8,464人の自然減、町に於いては出生数57人、死亡200人、自然減143人と相変わらず憂慮する数字で推移しています。地方創生少子化対策も今年から学校給食完全無料化を加え、他の自治体の状況も比べながら多方面に打ち出していますが、更に総合的に分析しながら効果推移を見守りたいと思います。
今議会、同意・報告・議案、合わせて16本の案件を上程させていただいております。また、冒頭、荒井副議長の辞職に伴う補充の案件もある様でございます。併せて宜しく御審議頂きます様お願い申し上げまして開会の御挨拶といたします。ありがとうございました。