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板倉町

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平成29年6月14日 第2回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2021年6月4日

本日まで9日間の日程で6月議会を開会させて頂きました。農業委員会委員任命においては10名の候補者全員のご承認を頂きありがとうございました。9のブロックから1人ずつ選出して頂き、中立委員1名を加えての承認でありまして、いずれも経営に強い意欲を持った認定農家が中心ですので、今後の当町の農業展望と自らの経営分析等を併せながら町農業発展の為、指導者として御尽力頂けるものと期待をするところであります。本間議員の一般質問につきましては、読書の必要性や成果は実証済みであり、町内各学校の読書率は郡内と比較して高い方であります。更に読書率を上げる具体策を単に図書館の建設方向を目指すハードの議論だけでなく、ソフト的に教育委員会、学校、保護者そして生徒間でその必要性と対策を今以上に話し合い検討すべきと思います。

空き家の対応策については、昨日の上毛新聞の記事において(これは甘楽町、安中市の実態でありますが)対応の難しさが報道にありました。高齢化が進むなか確実に増加は予想されますが、自治体の置かれている特色の違いを踏まえ、慎重に検討を要する複雑な面も多々考えられますので、まずは条例の制定から検討に入りたいと思います。

少子高齢化は確実にやってまいります。推計では板倉町では65歳以上の高齢者数のピークは8年後(平成37年)、予測総人口1万4,260人に対し4,762人(33.4%)、75歳以上の高齢者数のピークは13年後(平成42年)、予測総人口1万3,651人に対し2,785人(20.4%)、率でみますと65歳以上の高齢化率のピークは並行して町の人口も減少する為、年々上昇し、2040年(平成52年)総人口1万2,216人に対し4,429人(36.3%)、75歳以上の高齢化率のピークは2035年(平成47年)総人口1万2,966人に対し2,782人(21.5%)に達する推計となっています。加えて、経済成長の中心である生産年齢人口の減少は一般論として税収減少を伴いながら社会の不活性化を招く恐れが確実視され、逆に年金・医療・介護・福祉等に関する社会保障費の拡大や単身高齢者、高齢者世帯、認知症高齢者の増加により労力的介護負担の不足も社会問題のピークになる予測であります。このことを踏まえて、限定的ながら今の時点で財政を考えながら対応策を施行しているところであり、まずはその方向性の認識を町民皆さんと共有しなければなりません。

議員各位も含め右肩下がりの人口減少時代とはどういうことなのか理解する必要があり、そのことが今後の政策展開の基礎となるはずであります。以上町長として本間議員の質問に所見を述べましたが、今定例会、全議案原案通り承認頂き、副議長の辞任による今村議員の就任に今後の期待を申し上げながら、また議長の不信任案も可決されましたが今後の推移も見守りながら合併問題も含め、益々「責任ある議会と執行部」として頑張る所存でありますので、宜しくお願い申し上げ閉会の御挨拶といたします。

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