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板倉町

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平成23年5月10日 4年に一度、新議員による臨時初議会挨拶文

更新日:2021年5月17日

本日は平成23年第3回臨時議会を開催いたしましたところ、先の統一地方選をふまえ当選された議員各位には誠に多用な折、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。

去る3月11日東日本大震災の壊滅的な被害を受け、2万7千人にも及ぶ死者不明者が推定される多くの被災者、被災地の皆様に対しまして、心よりお見舞い申し上げますとともに被災者の心情を察するところにより、連呼、選挙カーの自粛の申し合わせ、また、直前におきまして決定された定数削減の実施により少数激戦の中、当選の栄を勝ちとられた皆様には心よりお祝いを申し上げます。

町といたしましても、県議選、町議選と4年に一度の多忙さが一区切り着きホッとしたところでございましたが「公明、公正な選挙」のスローガンに触れる、今回の大々的に報道されました不祥事の発覚には心より残念でなりません。ほとんど毎回一般質問をされる程、議員活動も活発な、また、3期目を手中にした議員さんでもあっただけに一層その感も強まるところでございます。

さて、国際情勢をみますとアメリカ9.11テロの首謀者として破格の懸賞金をかけられていたウサマビンラディン容疑者の殺害により勝利にわくアメリカとタリバンをはじめとする反米イスラム諸国の間で緊張が高まりつつあり、無差別テロの警戒レベルが最上位になっている昨今、今後の世界平和のあり方、特に対テロ対策が再び議論されようとしていますが、一方で「西側対イスラム」のような図式が着実にあるだけに両サイドの今後の対応は大きな関心事になろうかと思います。

一方、東日本大震災の復興計画や原発の処理の行程、風評被害等、国民にとっての関心の高さは日増しに高まっています。放射能は、野菜は、魚は、肉は、牛乳は、と落ち着きを取り戻しつつも解決の糸口は被災地(者)に程遠いものとして現実にあります。今後の政権運営も含め、政治経済(国、民間)一丸となって再発防止を最も念頭においた新近代都市復興構想をいち早く検討具体化して欲しいと思うところでもありますし、原発に大きく頼るエネルギー政策の見直しを行うのか否かも重要な課題であります。

経済面をみましても祭り、祝い事、宴会、旅行、その他被災地の心情をかんがみ自粛ムードが最高潮になり計画停電も伴って、景気経済の落ち込みは想像を超えるものでしたが、経済が元気でないと弱者を救えないとの経済理論の広がりで自粛ムードが自粛され、国内全般的に活性化が戻りつつあるようであり、今後の更なる活性化に期待したいと思います。

当町におきましても、不況の中、更に大きく東日本大震災が足を引っぱり原発事故による電力不安、風評被害等町経済も落ち込むだけ落ち込んだ中、平成23年度もスタートしたわけでありますが、1か月を経過した現在、総額55億円の予算を着実に計画的に執行し、地震等により生じた公共施設の補修等を含め、より安心安全性を考えながら効率的に補正を行ってまいりたいと思います。5月いっぱいの計画停電は一応回避された訳でありますが、その先夏場から秋口にかけて最需要期の方向性がどうなるのか町も注視しながら、職員一丸となって対処してまいる所存でございます。

ありがたいことに国の地震災害もふまえた厳しい予算の中、長年の南地区の悲願であった八間樋橋建て替えにおいても補助事業の採択をいただいており、県予算も含めて大きく寄与していただける見通しもつく中、企業誘致の点につき、いくぶんか東日本大地震の影響を受ける懸念も生じつつありまして、それらも総合的に全力で対処してまいりたいと思っております。

本日の議会は初議会でございますので、正副議長の選出や議会の人事構成など重要な案件が審議される訳であり、スムーズの内にご決定いただくことを心よりお願い申し上げ、その後議案28号~32号までの審議予定となっております。慎重審議ご決定賜りますよう、また、議員各位の本日からのご活躍と町発展のため、その識見を十二分に発揮していただき、町政への絶大なるご協力をくださいますよう、お願い申し上げまして招集のごあいさつといたします。

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