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板倉町

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令和元年9月20日 第3回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2021年6月2日

閉会にあたり一言ご挨拶申し上げます。

台風15号ですが、10日開会時には通過直後でしたので、初めての東京湾通過千葉市上陸のコースをたどった割に、当地域への被害も少なかったと申し上げましたが、3日経ち、5日経つうちに特に千葉県に大きな風の被災が明らかになり、家屋全壊を含めた屋根の被害が想像を超える形で広がり、加えて送電塔、電柱、樹木の倒壊が予想より大きく、停電の復旧を大きく遅らせている原因となっており、当初200万世帯近くから現在でも10万件もの停電状況を、一刻も早く脱出させようと関係者の懸命の努力が続いています。

最も厳しいケースでは2週間以上の停電、断水に耐えながら雨漏りにも対処せざるを得ないところもあるということで、被災された皆様には改めてお見舞い申し上げるところでございます。停電の長期化には、電化が進んでいる生活への影響はもちろん、各産業まで完全にストップ状況になる訳ですので突然昔へ戻った状況の経験はトイレ、食の保存・調理、風呂、夜の暗闇への対応等は個人の問題であっても想像以上の大変さがありましょうし、また、病院やゴミ処理、水道浄化、動力の供給等においても、大きな課題を残したことでありましょう。後学に役立てようと思います。

イラン問題にも触れましたが、ドローン攻撃でサウジ油田炎上、輸出量の2分の1に影響が出、もはや米国も臨戦体制、需要期に向かって原油高騰のおそれ、アラブでの出来事に世界緊張であります。

安倍第2次改造内閣が船出し、「目玉小泉進次郎環境大臣」、「在庫一掃内閣お友達内閣で改憲に一直線か」、「歴代1位最長不倒政権続く」等の見出しの中で再出発いただきました。消費税増税前ですが、台風および韓国、香港問題も加わって、他のニュースが盛んで、肝心の消費税関係のニュースは少ないようです。

県政も知事が替わり、早々と32階に知事発信基地としてのスタジオの計画が予算付けされたり、豚コレラ対応も全県一丸となって素早い対応のようです。当板倉町へも内密でニュータウン視察や関連諸問題対応にもお出でいただきました。令和2年度予算に知事カラーがどう出るか楽しみなところでもございます。

今議会においては、議案第22号から38号まで人事案件も含め全議案原案どおり可決いただき有難うございました。また一般質問では、森田議員、本間議員、青木議員、今村議員の4名から貴重な質問をいただきました。いずれも今後の町政に役立たせていただきながら対応していければと思います。

青木氏の一般質問に対して見解を述べます。

協議会で52項目を議論すると決めておきながら、途中30項目くらいで休会にしたのは、協議会軽視あるいは法定協の民主的議論を封じた、議論をさせなかったのは中里副町長のせいだと言われましたが、しばらく前の話ですが西邑楽3町では、24項目の内14項目程度で暗礁に乗り上げ、大平・岩舟では54項目中14項目で途中切り上げ、加須・騎西ではほぼ協議が調うも住民投票で加須側の否決で決着、その他全国の例を見ても、話し合いで譲れない場合その時点で休止となっており、我が協議会が例外ではありません。ご承知のように経過説明で、幹事会で合意に至らずその理由を協議会に説明し、これ以上の議論はできないことを第15回合併協議会で諮っていただいて、両首長を除く出席委員19名の評決の結果休止に賛成が15名となり、3分の2以上の圧倒的多数の特別議決で決定したのでありますから、協議会軽視ではなく、最大限の重視であり、もちろん民主的議論上の手続きも踏襲されていると思っています。したがって、この点からも個人攻撃はいかがかと思っていますし、的外れでありますし、青木氏の他には見当たりません。

そもそもこれまで合意された項目も幹事会で調整した上で両首長に開催も含め内容の了解をいただき協議会へ上程され、可決の経緯をたどっています。6人いる幹事会の中で幹事長でもない幹事の意向がもし非民主的であり独裁的であればむしろ他の5人が同調する訳がなく、幹事会全体の意向として責任ある幹事長の名でまとめ上げられるはずがありませんし、他の幹事に失礼な話であり、幹事会として意思統一し、長の責任のもと統一見解として出されているものと見るべきであり、この点も個人攻撃は当たらないと思います。

両首長、幹事会、協議会全体を通し、いずれも休止の判断の合意をした訳であり、法に照らしお互いの主張を考え、協議会に丸投げした場合を考慮し、首長としての責任を踏まえた上での判断を総合的に下したと思っています。結果として会長の館林市長名で決定通知が出されているということであります。

また、私個人としては、協議会丸投げは避けるべきと思っています。そもそも両自治体を代表する委員が非常に少数でありまして、首長まで入れて館林12名、板倉12名、今回10名ですが、それぞれの自治体委員の過半数以上が議論を進めることに賛成でないと協議会そのものが成立しないことも考えられます。例えば館林は合併に対して12名全員賛成であり、板倉が7名反対、3名賛成の場合、板倉の意志は反対多数であり、この時点で協議をしないことも可能であります。しかし、仮に館林に板倉の3名が加わると15名になり、賛成の館林案が3分の2の特別議決で決まることとなります。

このことは板倉町の少数派が市側と同調すれば、板倉町の意志と逆の結論を導き出せることを含んでいます。いわゆる町における民主主義が成り立たなくなる可能性が出てくるということとなり、加えてあて職による委員の入れ替え等あった場合、一回の議論程度の賛否で大事な決定事項が動くことになりますので、協議会万能論も欠点を感じます。よって最後は大局的判断は首長となることは、やむを得ないと考えます。法的にもあえてそのようになっているのであろうと思います。協議会で協議は成立してもそれぞれの議会の一方が否決をすれば、これまた多くの審議時間も泡と化す訳であり、これも協議会万能ではない訳であります。以上申し述べ、副町長一人の責任はみじんもなく、民主的にのっとった上での議論の結果での休止であります。最後は首長同士の判断でありました。一般質問で答弁の機会がありませんでしたので、時間をいただいて栗原個人としての意見を述べさせていただきました。

明日から秋の全国交通安全運動が始まります。小学校の運動会、その場を借りての敬老の集い、北・南小については統合前の最後となります。10月5日町立保育園運動会、10月13日町民体育祭、10月27日消防組合秋季点検、そして、福祉まつり、町民文化祭、商工祭と例年とおりの行事に加え、合間を縫っての議会研修2泊3日と日程が進みます。体調に充分ご留意の上ご活躍されますよう祈念申し上げ、挨拶といたします。

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