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板倉町

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令和元年6月23日 第20回板倉町総合防災訓練閉会式挨拶

更新日:2021年6月2日

せっかくの日曜日でしたが、大変お疲れ様でした。

前段の避難訓練、9回目でしたが、4時50分職員の登庁訓練から始まり、町民皆様に避難していただく前段の訓練5つを行った後、6時45分から町民皆様の避難訓練との流れであります。9年間の訓練で何をどこまでやったかを一口で言いますと、昭和22年カスリーン台風以来、70年間何もなかったこの地域ですが、最近の異常気象や地震状況をみると、万が一の場合「被災しないとは言えない」ことを踏まえ、国や県、町を通し、約2時間前に「危険、逃げろ」の指示があったら、本当に危ないと信じていただき、速やかに近所の人々と声かけ助け合いながら、指定の避難所へ逃げること、1人の逃げ遅れも出さないことを目指すこと、そしてそのことは自分たちでやるしかないということ、ここまでを、今回までで、避難率、時間、問題点の洗い出し等のデータも取りながら、行ってきたところであります。

しかし、皆様、本当に堤防が切れて、町大半が水浸しになったとしたら、命からがら集まった避難所で、その日から老若男女、子供も含め、集団避難生活を始めなくてはなりません。しかも、それが3日間か、1週間か、10日間か、自宅に帰れるまで衣・食・住を考えながら突然の避難生活を始めなくてはならないのです。このことを考えたら、我々の行っているこの訓練は、3分か、5分か、そんなところです。一度にいきませんので、年々実態に近づけるようにハードルを少しずつ上げていますが、何と言っても町民皆様一人一人が真剣に自分のこととして行動することを考えていただかないと、全てが成り立ちません。今まで国が、自治体が、国民の生命財産を守るとしてきましたが、実態は、どの災害事案を見ても、守れていないのは一目瞭然です。自然災害は、誰も守れないことはあるのです。したがって、自助が重要です。他人が助けてくれるのは当たり前と思っていて、はずれた時はその人は終わりです。もちろん、公助としてやれることは全力で対応しますし、共助もやれることは全力でやっていただけるでしょう。しかし、最もやる気、その気になってもらわないと困るのは自分です。町民一人一人、家庭家庭です。これからも、自分のこととして頑張りましょう。

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