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板倉町

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令和2年6月15日 第2回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2020年6月19日

お疲れ様でした。

6月9日から15日までの7日間、実質5日間ご審議いただき、同意第1号から議案第33号まで原案どおり可決いただきました。農業委員改選に伴った同意議案10件に加え、新型コロナウイルス関連上位法改正に伴う改正議案、さらには新型コロナウイルス対応生活支援パッケージ策に必要な各種予算等でありました。

2日目の一般質問では、各議員ともに、新型コロナウイルス感染に対する論評から入られ、森田議員からは、新型コロナウイルスに対する町の対策や学校の対応、昨年の台風19号の対応、特に遊水地の治水能力を高める方法等を考えるべきとの貴重なご意見をいただきました。

針ケ谷議員からは、職員の懲戒処分関連、新型コロナウイルスによる授業の遅れや補習対策、ICT導入についての問題点、議会だよりに対する町長論評等について、多岐にわたって展開されました。議会とは、議員と執行部の議論の場(質問側と答弁側のセット)であるとも言えることから、議会だよりには、議員だけの一方に偏らず、当然、双方のやり取りの掲載は、公正公平な紙面を作成する上で当然のことであります。したがって、町長の答弁や挨拶等、町長申出の有無に関わらず、町民視点の立場から必要とあれば、議会広報特別委員会の責任において掲載することは当然のことと思っております。

本間議員からは、板倉町の名所旧跡のPRや観光土産品の開発等の提案や地震の被害調査体制について言及がありました。板倉町として固有の土産品を何か創出できないものかと、ちょうど話題に上っていた時期でもありましたので、観光看板とともに実現に向けて具体的に対応してまいりたいと思っております。

青木議員からは、合併関連について、質問内容の通告がない中での展開でしたが、当方の見解との激しいぶつかり合いがございました。また、後段では、東洋大学撤退についての質問でございました。

今議会の約10日ほど前、質問通告に範囲しか示されていなかったため、何を問うのか質問内容を明らかにして再提出するよう求める文書を送付し、誠実な対応を求めましたが提出されず、思ったとおり、双方それぞれが議論でなく、口論に近い見苦しい形になってしまったと思っています。

一般質問の基本中の基本である質問内容の通告に関し、受理・不受理の判断は議長権限になりますので、類似形式で今日まで60回以上も通告し、受理されてきたという青木議員の言い分もありましたが、昨年以前の4年間は青木議員自身が議長でありましたので、見方によっては手盛りであったとも言えます。いずれにしましても、執行部としては長年困りながら、やむなく対応してきたところですので、今回の正式要請に至った次第であります。

質問内容を明確に通告しなければならないルールが確立されている中で、範囲は通告するものの、なぜか内容を知らせない。全議員の中で一人だけ、そのことに固執する理由は何なのか。教授が講義の中で受講生に対し「次のテストでは、ここからここまでの範囲から問題を出すから、よく勉強しておくように」との話を聞くことがありますが、この場合は「テスト」ということと、教授の特権意識と学生との目線や立場の違いがあるので理解できる話ですが、偶然にもこれに似た一方的な質問通告の仕方は、議員と執行部における「対等の原則」から見ても、不適切なものと考えております。青木議員からは、「無通告の方が良い」という意見例示もあると引用紹介がありましたが、そうした場合には、正確性を欠く答弁をする可能性が高くなり、さらには即答不可となる場合もあり得ます。また、傍聴者(町民)に対しても、しっかりとかみ合った質問と責任ある答弁を行わなければならない双方の職責を果たしていると言えるのか、疑問が残ります。ほぼ全ての議員さんが守っている現行ルールの中で、守らないことを例示までして正当化することの正否は、町議会の在り方が問われる問題とも思われますので、議会での協議を求めたものでございます。

最後に、市川議員においては、11月16日の町長任期満了に伴う、11月3日告示、11月8日投開票日として執行予定の町長選挙への対応と、現状の子育て放棄や子どもに対するDV、虐待死等、頻繁に報道されるゆがんだ親子関係、家庭環境の問題を挙げられ、まさに家庭教育(父親・母親教育)の必要性が増大しているとの見解から、現状よりもさらに踏み込んだ親教育を進めるべきであるとの熱弁を振るわれました。教育委員会としても、真剣な検討が行われるであろうと思います。また、前段では、任期満了に対する私の現時点での考え方も述べさせていただきました。

そのようなことで、5人の議員さんにはお疲れ様でした。ほかの各議員におきましても、遠慮なく積極的に町政への意見や批判、提言、代案の提示も含め、ルールに沿った活発な議論を町の発展のために次回以降もよろしくお願いいたします。

梅雨の中、降り出す雨も時に強さを感じます。東京アラートも一昨日に解除され、土日の人出も都心を始めとして全国的に大きく戻る方向へ向かうのではと思いますが、それでもこの先、新型コロナウイルス対策の中心として3密環境の回避を挙げながら、各事業の自粛が徐々に解除されていく方向性は変わらないと思います。うっかり調子に乗って羽を広げすぎた結果、思わぬ感染の広がりが再び発生すれば、また元に逆戻りするという条件付きであることを念頭に置き、気温上昇の折でもマスク着用が原則となっておりますので、熱中症等、特にご配慮いただきながら、さらなる活動に励まれますことを祈念申し上げ、閉会のご挨拶といたします。

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