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板倉町

令和3年1月1日 新年のご挨拶

更新日:2021年6月7日

謹賀新年

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

毎年間違いなく訪れる新年も、平穏で何の心配もない年はほとんどありません。折角の新年、楽しく笑顔で明るく生きたいの想いは誰でもありましょうが、現実は「苦しみや悲しみ、悩みを抱えながら、そのひとつひとつに真正面から向き合いながらの毎日が結構あります。これがつまるところ本当の人生かも知れません。明るく揚々と明けた年が最愛の人を失った年になってしまったり、想いも寄らない突然の出来事がおこったり、予定計画したことが突然中止になったり、良いにつけ悪しにつけ「何でもあり」がこの世の中、と言われます。70歳を超す私ですから人並みの人生経験から、そんなことは世の常、自然の摂理と経験値から半ば理解できますが、時には神様はこの世にいないのかとつぶやきたくなる場面に遭遇することもあります。逆に小さな喜びでも少し続いただけで恐ろしくなることもあったりします。

昨年の今頃は、台風第19号の反省と次年度に向かっての再発防止に備えての防災対策をどうするかが、多くの自治体話題の第1位でした。しかし今年は何十年振りの台風上陸無し、逆に上陸したのはコロナウイルスでした。同じ自然災害でも、目には見えず風雨も何の現象もおこさず、ただ感染拡大を繰り返す症状、これを収めるための対策は、近代的な人間生活を原始に戻すことと同源の破滅的改革を行う以外にはないと思える希な難しい対応をせまられている状況に直面しようとは誰が考えたかであります。接触(人と人との距離)、集団(個)、風通し(建物)、行動、交流、食の楽しみ、呼吸にまで注文が及ぶなど、列挙されたものは全て今までの人間生活を否定する新生活様式の要素であります。

ワクチン出現によって笑い話のように解決できるか、二兎を追う政策が通用するか、半年後1年後はどうなっているのか。絶対的対応がまだ見込めない中、自然の摂理とヒト社会の矛盾を考える令和3年の年頭であります。

令和3年1月

板倉町長 栗原 実

(注釈)例年、一定以上の額を納税していただいている事業主を対象に新年のご挨拶訪問をしておりましたが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況に配慮し、訪問による対面でのご挨拶を自粛させていただきます。

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