令和4年1月25日 コープぐんま移動店舗出発式の挨拶

本日は、議会、区長会、社協、そして民生委員正副会長の皆さまには、コープぐんま移動店舗出発式にご出席いただきありがとうございます。また、生活協同組合コープぐんま本部より、お忙しい中、中村理事長様にもお越しいただきありがとうございます。

まず、新型コロナウイルス感染症についてですが、昨秋の予想では、新年の第6波流行が心配されると言われていましたが、年明け3週間でオミクロン株が全国に拡散し、まん延防止等重点措置の発令に戻ってしまいました。いまだに終息が見えない中、政治、医療、経済、商業形態も困惑の中、模索を広めています。

そのこととは別次元でありますが、並行して進んでいる少子高齢化により、老々世帯、一人世帯の増加、集落内にあった身近な小型店舗の衰退等、郊外型スーパー中心の社会構造に不便を感じる時代に入りつつあります。訪問型、注文引き取り型、移動店舗型、通信型、ネット型と販売形態は猛スピードで購買層の変化を追いかけています。

東京から60キロメートル圏内の我が町においても高齢化率は高まり、各集落内にある各種小型店舗も7割方が廃業しているという現実にあり、「移動手段を持たない老齢層」は買い物難民にいつなっても不思議ではない時代に入っています。

こんな社会情勢の中、生活協同組合コープぐんまさんでは、積極的に時代のニーズを先取りし、消費者ニーズを優先した仕入れ、最小限エリアへの店舗の移動、顔と顔の見える販売等々、移動販売形態の検討を重ねてこられ、町の福祉、健康にも役立てたいとの主旨から約2年間にわたり担当課と協議を重ねて来た結果、邑楽町、千代田町、板倉町の3町への乗り入れが合意され、試験的に開始することから本日の出発式に至ったものであります。新たな販売方法が1つ追加されることとなります。来賓の皆さまにも温かい見守りとPRをよろしくお願いします。