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板倉町

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令和4年3月18日 第1回議会定例会閉会の挨拶

更新日:2022年3月22日

3月8日から10日間にわたって開催されました第1回議会定例会での慎重審議の結果、全議案原案どおり、ご承認いただきありがとうございました。

今回は一般質問が2名の議員さんから出されただけであり、町民からみても少ないと思われたからなのか、先日の行政区長会議において議員の普段の活動が見えない、議会の存在価値が感じられない、もっと一般質問をするようお願いしていただきたいなどの意見が出されました。我々行政側・執行側としては、議会の問題を言われても困るので、議会に直接持ち込んでいただくのが良いと思うと答え、議長に口頭で伝えさせていただきました。

過去にも定数削減や待遇の問題等、区長会として提言されたときもあったと聞いていますし、議会に対して改革要望を提出するのは区長会が多いと思います。単に活性化を目指すのであれば、区長さんの町議会議員立候補も大歓迎されると思います、と説明しておきました。もしかしたら来年の町議会議員選挙に立候補者も含め、何らかの注文が出されるかもしれません。議員として、一般質問に加え「不明なところは質問する」が本筋だと思います。世の中には色々な考え方があり、またそれが世の中のおもしろいところです。質問の多い議員が良い活動をしているとは限らないし、知らないから、理解できていないから質問するのだから、議会の場で質問するのは自らの不勉強を世にさらすようなもの、議員ともなれば普段勉強し理解して臨むのが筋であり、議会は議員個人の勉強の場ではないとの考え方があります。また、質問しない議員は担当課に聞いていたり意見交換していたりして、自前に努力して勉強しているから質問の必要性がないのだとか、議員経験が長くなればそこそこ理解しているから、その都度質問する必要はないんだ、能がない者が質問するわけで、行政側と考え方が一致していれば質問する必要もないし、活発に見える議会が決して良い議会とはいえないこともあることを認めておくべきである、との考え方もあるようです。いずれにしても、不満があるようなら来年春の町議会議員選挙に立候補されることを期待します、と答えました。次の町議会議員選挙では、前回の選挙より公費の負担が最大70万円余り多くなり、自己負担が軽減されるので更によろしいのではないかと思います。多くの立候補者が出ますよう行政としてPRに努めたいと思いますし、待遇に比例した活動、存在価値を町民に理解できるよう積極的な対応をお願いします。

新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が3月21日をもって解除されるようです。今までと違った指導方法になっていくのか分かりませんが、春の行楽、入学、就職など人の動きが最も盛んな年度変わりの時期に入りますので、十分気を付けながら経済の活性化に協力できればと思います。新しい指導方法がどのように変わってくるのか注目しているところです。

議会開会中、ロシアのウクライナ侵略は激化しており、泥沼化していますが、詭弁を盾に攻撃のきっかけを作り、無差別、無選択、一方的条件の押し付け等、西側諸国、自由主義国から見るプーチン大統領の姿勢は正に狂気であります。核使用をちらつかせながら生物・化学兵器の使用も想定されるなど、恐怖心をあおるようにウクライナの支援国を牽制し、約束も取り決めも守らず突き進む姿勢に対して非難はできても対抗策が打てず、結果として弱腰対応になっている西側諸国や国連を見るとき、ウクライナ国民の悲劇をただ黙認するだけ、犬の遠吠えで騒いでいるだけ、何の方法もないのか、新しい戦争の悪い戦い方を世界中が学んだ時、核軍縮でなく核保有が有効有力の手段になることが実証されたことになるかと思うと、今後の世界平和など絵に描いた餅となることが目に見える気がします。なんとか解決方法を考えねばと思っているのは、多くの平和を望む国々であり、プーチン大統領・ロシアの自戒をなんとしても求めたいと思います。表現は良くないですが、日本の隣国には世界の中で最も警戒されている専制国家である中国、北朝鮮、ロシアが在るわけであり、このことを契機に非核化か核保有か、日本の在り方、外交の在り方を論ぜざるを得なくなることは明らかであります。核抑止力論で止まっていた現実から限定的核の使用もあり得るとすれば、その破綻を踏まえての議論が必須となり、具体的な対応策が検討されなければ、世界の未来がますます暗い状況に進むことは想像に難くないわけであります。一説では経済制裁の効力で3か月経つとロシアは崩壊するとかしないとか、ロシアの国内食糧、通貨も含めた国民生活も立ち行かなくなるとの予想もあります。核を全世界に向けて発射すると威嚇された場合、その先どうなるのか、暴れ放題の独裁者に世界中が右往左往するのか、判断を間違うと第3次世界大戦、核戦争、人類滅亡、この世の終わりの可能性もあるとの専門家の言葉等が聞こえる中、トンネルの先に明かりの見えない現状をどう打開するのか、各国の判断を一つ一つ注視していきたいと思います。これ以上被害者が出ないように祈り、反ロシア側のますますの団結を祈ります。

議会初日には、発生から11年を迎えた東日本大震災に黙とうを捧げ、ご冥福をお祈りしたばかりでしたが、16日の晩には再び死者まで出す同地域の震度6強を記録する地震が発生しました。役場では三役、課局長及び防災担当職員が集合し、町内において異常がないことを確認し解散しましたが、被災地には重ねてお見舞い申し上げたいと思います。

年度末年度始めにおける事業が続きますが、議員各位には十分健康に留意され活躍されますよう祈念申し上げ、閉会の挨拶といたします。

 

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