群馬テレビ「35市町村長に聞く」の町長インタビュー要旨（令和4年6月28日）

群馬テレビ「35市町村長に聞く」（板倉町長出演）

• 収録日 5月18日(水曜日)午後2時00分
• 放送日 6月28日(火曜日)午後7時00分
• 再放送日 6月29日(水曜日)午後3時30分

番組内での町長の発言内容をご紹介します

ここ数年間にわたる新型コロナウイルス感染症対応によって、行政も民間も疲幣が募り、会議、研修、イベント、スポーツ、観光、慰安など、あらゆる事業において大きな影響を受けてきました。その間には、第6波までの感染拡大期を経験し、度重なる経済対策に追われてきました。そうした中で、あらゆる分野での活性化を目指すため「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」に向けて政策方針が転換される中、これまでとは視点を変えたコロナ対策やワクチン接種を推進するとともに、行政自体の活性化にも重点を置いた健全な行政運営に取り組むことを現時点での基本戦略としています。

新しい年度がスタートして、はや2か月が経過し、定期人事異動による新体制も徐々に落ち着きを取り戻す時期となりました。職員には「笑顔、挨拶、きびきびした行動」を常に心がけて公務に専念するよう求めているところです。令和4年度予算としては、一般会計約60億円を計上しており、特別会計と合わせて総額約100億円の編成となりました。その重点対策としては次のとおりです。

1. 新型コロナウイルス感染症対策

• 主食用米作付農家支援事業（1,000万円）
• 中学校体育館エアコン整備工事（約4,000万円）
• 小中学校教室内扇風機更新工事（約1,500万円）

その他、4回目のワクチン接種対応や基本的対応も含め「ウィズコロナ」の考え方を踏まえた施策展開について議論し、町民一丸となって対応します。

2. 防災対策

• 緊急避難場所整備事業（約4億1,000万円）北地区、東地区の高台2か所

3. 町内活性化、観光振興

• 町道整備事業、道路・橋梁長寿命化事業（約1億5,900万円）
• 移住支援事業、分譲推進事業（約1,800万円）
• イメージキャラクター地域活性化事業（約140万円）

4. 産業振興

• 土地改良、ほ場・水路整備等（約8,400万円）
• 産業・商業施設誘致促進奨励事業等（約2,700万円）
• 八間樋橋解体撤去工事（6,000万円）

5. 教育文化

• 小学校ICT環境整備事業（約800万円）

6. 揚舟

新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで2年間運航を休止してきましたが、板倉町においては数少ない「絵になる観光資源」であることから、採算性は考えず、更には職員が参加することによって船頭の確保問題も解消されたことから、運航を再開することとなりました。まずは6月の土曜日、日曜日に次いで秋口の9月、10月にも運航することを目指し、職員一同が船頭としての操船技術を習得するため、練習に励んでいるところです。

町民の皆さまへのメッセージ

新型コロナウイルス感染症やウクライナ紛争の先行き不透明な状況が続くなか、その影響から円安や物価の高騰が見込まれるだけでなく、賃金も上がらないことから、国民生活は更に厳しくなるという経済予測が出されています。加えて少子高齢化や人口減少が各業界に人材不足という暗い影を落としていますが、災害対策をはじめとする諸課題にそれぞれ正面から向き合い、町民の皆さまと協力しながら解決に向けて頑張ってまいりたいと思います。