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板倉町

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良いことは褒める、悪いときは叱る(令和4年6月27日)

更新日:2022年9月15日

草の伸びる夏季、毎週決められた日の勤務終了後(午後5時15分頃)、2階南東角部屋の町長室から、手袋をつけた職員が三三五五庁舎周辺の草取りに取り組もうとしている光景が目に入ります。10年以上前のこと、私が町長就任後、旧役場庁舎周辺の草が伸び放題になっている状況を指摘したとき、「業者へ発注済みだが作業が遅れている」とのことでした。「こんな状況は恥ずかしい。発注を止めて、草の生え始めに職員が手分けで取ってしまえば15分もかからずにきれいになるだろう。自分の住む家でしていることは職員がやっても良いのではないか。業者任せで夏場に20日も遅れたら、公共の象徴たる役場が草ぼうぼうになってしまう。清潔感がなく恥ずかしいと町民から指摘されたら、それは職員の本望ではないだろう。」との話合いを経て以来10年以上実施し、新庁舎移転後も継続しています。我が町の夏の風物詩であります。

ある月の丁度その日、町長室に来客(新聞記者)がありました。そのお客さんと「他の自治体の町長室はもっと広いが、板倉町の町長室は思いの外狭いですね。しかし、見晴らしの良さは役場一の場所です。」「隣に応接室もあるので贅沢を言ったらキリがないです。町に見合った十分な広さですよ。」「そうですね。」と話しながら外を眺め、続けて言った。「職員があちらこちら外にいますが、何かあるのですか。」その言葉に私は前述の説明をしたところ「すごい、私はさまざまな所を取材に歩きますが、この光景は初めて見ます。この町の職員はすごいです。町長は良い職員に恵まれて幸せですね。」と言われ、素直に喜ぶべきが「いや、新しい庁舎敷地にはコンクリートでない部分が結構あるので、職員が草取りするのは当然ですよ。」と返してしまいました。お褒めいただいたのだから素直に「そう、当町の職員は素晴らしいよ。」と言えなかった私は以前に比べて謙虚さがなくなってしまったのか、是々非々、頑張る職員を褒めなくて誰が褒めるのか、とお客さんの帰った後に反省のひと時が一人だけの町長室に訪れました。自分自身を見つめ直す機会が時々あります。「自分の立場で自分を見る」まだまだ修行が必要だ!

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