令和6年第2回議会定例会一般質問答弁要旨(令和6年6月5日)
更新日:2024年6月6日
板倉町議会 令和6年6月定例会 一般質問(森田議員)
質問要旨
町長自身の進退についてどう考えるか
町長答弁要旨
16年務めさせていただき、何より短期・長期の課題解決に努力ができたことは、町民、職員の協力のおかげと感謝しています。その私の政治基本は、「信なくば立たず」であり、そのための具体的な心がけ、7つの約束として基本においてきたところです。
- 当然町民の幸せを第一に考える
- 財政重視と経済合理性の追求
- 人権の尊重と義務の追及
- 公正・公平の追求(差別なく手順を踏む)
- 言行一致(嘘なし誠実)
- リーダーシップ(自ら率先する)
- 決断と実行(スピード)
中でも、特に大事にしているのは、「私として嘘つきと言われるのが最も嫌である」ことから、「言行一致」であり、一例ですが、当初約束した給与3割カットを16年間続けています。
町長任期も4期といえば県内23人の町村長の中で序列2位であり、長い分類に入るので、自らの戦いで「長期政治で結果が出ないのは良くない」と言って、相手側を攻撃した反面、自分は守らないのでは、言行一致しないため、4年前の6月議会においても、3期務められたことに対し、満足も感謝もしていたことから、誠実(課題と解決の実行)、信頼性(口先だけではない)、公正・公平等のリーダーとしての姿勢が揃った若いかたに出ていただければ退く意向があることを表明した記憶があります。また、泡沫候補だけの出馬の場合に備え、和戦両様の構えをとることを申し上げました。結局、無投票になってしまい、今日に至っています。
私の4期16年間の実績は、改めて皆さんに申し上げるまでもなく、すでに分かっていることなので、改めて申し上げませんが、
- 町長就任以後、長年にわたって妻と続けてきた年2回の国内、海外旅行も農業も一切やめて、町長職だけに専念してきたこと
- 表明している7つの政治信条に照らし、十分に対応し、やれるだけのことはやったとの自己満足感もあること
- 11月16日までで4期16年が終了するが、信条の「言行一致」からしても、一般論として長期政権になるわけであり、交代を考えるべきということ
- 最後の仕事として、時代に合った若さという体力・行動力・思考力等が整ったかたに交代することの機会をつくるとの判断
- 新たな課題は次から次に出てくること。いくら頑張っても課題はなくならないこと
- 「やることが残っているからもう1期」とする政治家がいるが、「任期中になぜやらないの?」ということになる。それでは後継者はいつになっても育たない
などを総合的に考えると、自らの進退は、このあたりまでで良いとの心境に至っています。残念に思うのは、この4年間、コロナの関係で計画された諸事業の推進に影響がでたのは事実であり、町の課題対応に後ろ髪を引かれる思いが残ったことは残念と申し述べても良いと思います。
まずは、11月16日までの任期一杯頑張ることを申し上げ、「私が先頭に立ってやりたい」という若さある中堅どころが、町長選挙までの期間、町民を巻き込んで久しぶりの「板倉町の将来」を展望した論争期間になるように期待したい。
消滅可能性自治体を作るも作らないも、町のせいではなく国の施策で解決すべきものであり、板倉町は消滅しないので、頑張って欲しいと思います。