令和6年第3回議会定例会閉会あいさつ要旨(令和6年9月20日)
更新日:2024年9月20日
おはようございます。
予報ですと今季、今日が最後の猛暑日(36℃)となるようです。そのような暑さの中、9月10日から20日まで、休日を除く実質7日間の開催、お疲れさまでした。他の事業や、台風情報などを心配しながらも、全議案を原案通り可決いただき、ありがとうございました。2日目の一般質問では、4人の議員の登壇により、それぞれのテーマに沿って議論をさせていただきましたが、納得のいく形、あるいは、意見の相違などありながらも、貴重な議論であったと思っています。同感の部分は今後の行政に活かせればと思いますし、また、相違のある部分は各人の意見として捉えさせていただきますので、今後も積極的に機会をいただければと思います。
さて、ここのところ、西南地方に発生した日向灘震源の震度6強の地震に伴う東南海トラフ地震の注意報発出や、連鎖が心配される東京直下型地震の心配。次々に発生する台風の大型化と上陸可能性の多発化、迷走化。また、連日のように起こる猛暑と雷雨、線状降水帯の発生など自然災害への心配。生活関連では、相変わらずのコロナ発生状況への不安。悪質・お騒がせな新米の取り入れシーズンに入っているさなかでの、主食米のひっ迫騒動や、じわじわ続く便乗値上げはないのか、消費者物価の高騰。近隣国外交においては、中国機の日本領空侵犯や、フィリピン空軍へのレーダー照射による挑発行為、日米地位協定問題として相変わらずの、米軍沖縄基地やその他での度重なる婦女子暴行などによる人権無視の問題。国政では、多数出馬の前代未聞の自民党・立憲の総裁・代表戦。兵庫県知事のハラスメント問題に対する不信任案可決による進退の問題、政治資金での自民党議員の相次ぐ不祥事での辞職、安倍元総理と旧統一教会問題の再燃など、上げれば各面、さまざまなニュースが連日報道され、加えて、「何の成果もなかった岸田政権」とのことで、政治不信は最高潮に達しているといわれています。しかし、その1つ1つに原因があり、相手があり、各問題がどのように終決に向かっていくのか、最も大事な根本的再発防止に対する議論がつくしきれないままの幕引きがほとんどであり、その繰り返しに、諦め感・失望感でいっぱいと有権者間でいわれるなかではありますが、今度こその期待をしたいと思います。自民党の総裁選イコール日本国総理大臣選ですし、続いて新しい組閣も行われての解散となるか、日本の舵取りが代わる大騒動。「船長が代わっても、今までと変わらない」の政治不信をどう払拭していくか、本当は我々国民次第、我々の責任が大きいといわれます。
さて、私、6月議会で今期任期満了にて退陣の考えを表明いたしました。その後、今日まで経過の中、立候補を表明されたかた1名と認識しています。町民に選択肢を与えるための選挙でもあり、町の今後を町民みなで考える機会でもあることから、立候補者は、自らの動機と主張と目的・手法を語り、当選への最大限の努力を競い合って、勝者を目指すべきといわれています。投票まで残り45日ですので、ぜひ、当町、民主主義の根幹を成す町長選挙ですので、自薦・他薦を問わず、出馬・候補者擁立に努力いただきたいと思います。新人候補者の無投票はできるだけ避けるべきであります。
そうは言いながら、私の任期は11月16日まででありまして、残り45日となり、定例議会としての私の対応は、今9月議会で終了となりました。思えば、20年前に現職町長に挑戦を志し、最初に失敗したものですから、「志届かず一巻の終わり」も可能性としては充分にあったわけですが、思いもかけず、町民の皆さまから再挑戦の機会が与えられ、初当選の栄をいただき、皆さまに感謝しながら、成果を出さなければ、約束を守らなければ、言ったことを実現させなければ、再選はないとの強い危機感の中で、自らの身を厳しい位置に置き、職員・町民の皆さまにも財政の厳しさ、大切さを訴えながら、有言実行を果たすべく、1日また1日と全力を挙げることができました。これも、職員、支持者、町民の皆さまの協力のおかげであったと思っています。2日目、森田議員の一般質問で、実現できたものの代表例は挙げさせていただきました。私の評価は後世に任すべきですが、議員各位にも感謝したいと思います。
議会では、町長就任時からの付き合いは青木秀夫議員、延山議員、市川議員、次いで荒井議員になってしまいましたが、現議会の議員さんにも期間はさまざまでしたが、お世話になりました。庁舎建設時には、お互い置かれた立場の違いもあって、激論をかわしましたが、今日まで来られましたこと、お礼申し上げます。
この後は、一町民として協力して参る所存ですので、小林議長他全議員の皆さまには、二元代表制の責任ある片方として、高齢化、人口減少、少子化、右肩下がりの中、財政を踏まえた現実的提案をしていただきながら、協力し合って町民の負託に応えられますよう、期待申し上げます。長い間、大変お世話になり、ありがとうございました。
以上、申し上げて9月定例会閉会のあいさつといたします。
11月16日まで、よろしくお願いいたします。