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板倉町

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平成26年12月8日 第4回議会定例会開会の挨拶

更新日:2021年6月16日

今年も残すところ20日余り、暮れに向かって何かと多忙の中、第4回定例会を招集いたしましたところ議員各位にはお元気にて出席賜りありがとうございます。

さて、夏場からひょっとすると暮れに総選挙があるかもしれないという一部の週刊誌や政治評論家の考えが小さな紙面に、小さな可能性として紹介され始めていました。政策主流の考え方では与党が空前の議席数を持ち、何でも思う通り決められる中、解散は与党の議席減につながる可能性大であり、しかもこの予算編成時に空白期間をつくるのはもっての外、与党にとっては割に合わないとの意見が圧倒的でありましたが、あれよあれよという間に解散が断行されて選挙戦も中盤になっております。与党からは消費税を先送る「政策変更解散」「アベノミクス、安保、外交の信任解散」の主張が述べられ、野党からは「アベノミクス失敗解散」「党利党略解散」他いろいろ述べられております。

日本経済は数字的には経済指標は良くなりつつあると言われていますが、国民の8~9割が実感がない、むしろ苦しくなっているとのアンケート結果を各マスコミが報道しています。これを克服する為にはアベノミクスの推進以外にないとの与党の主張に対し、「失敗である、格差があらゆる分野で広がる、方向転換すべき」との野党の声とのぶつかり合いとも言われています。一方、知識人は、経済だけでなく、国民との約束の実行性(消費税導入時には定数削減、給与の3割カットをやる等、自ら身を切る約束が実行されていないこと)、そして格差拡大、社会保障、地方再生、人口政策、安全保障、秘密保護法、原発、自然エネルギー等総合的に具体性をもつ主張のぶつかり合いを期待したいとの考え方が多数みられます。

いずれにしても、後一週間足らずで投票日ですので町民の皆様には是非貴重な一票を自分の為に行使していただきたいと思います。

日本列島も御嶽山噴火やこの間の長野市付近の直下型の大地震、又今度は阿蘇山の噴火、この流れでいくと九州方面で大地震が起こるのかどうか、北から南まで火山の活性期にでも入っていくのか、不気味であります。温暖化、自然災害に対する安全安心の充実と注意換気を図らなければと思うところであります。

収穫の秋も終了いたしましたが、順調な収穫に喜ぶはずの農家の心は消沈している状況であります。物価の値上がりに伴う生産原価の高騰に対し、想像を超えた安値は再生産価格を割り込んでいます。単なる需給バランスだけでのこの現状は農業の基本である米価と言える状況にありません。ただでさえ農家減少、後継者の減少の中、食料安保、国土保全、環境保持に大きな役割を果たしている農家、農業を他産業と同じ市場経済論だけで片付けて良いはずはありません。水素自動車1台購入に付300万円もの補助金が出る話を聞きますが比較すると話になりません。片や農家の生計がかかる問題であります。生殺しといっても過言ではないと思います。

意欲を失い、何より数少ない大規模な中核の農家が最も打撃を受け、弱小農家の貸し出し希望が強くなることは想定されるものの、肝心の借り受け側が借りたくても採算が合わない米価では遊休農地が次年度以降急激に増大する可能性が高まるのは誰が考えても明かであります。これに付いてはJAとも協議をし、国に対して農業防衛策の検討を求めていきたいと思います。と同時に中小業種も含めた国民の賃金上昇を求めたいと思います。

庁内に於いては平成27年度の予算編成に伴う各課のヒアリングを行っています。新年度に於いての新たな事業展開、役割を終えた事業の洗い出し、そして、町長方針等を踏まえ、事業量の想定、各部署の配置必要人数や職員の持つ適応性の検討、退職者に対する転補の検討を加えながら必要な予算の決定に向け課長、係長、全職員の申告書に目を通しながら話し合いを進めています。

特に、この時期平年でも多忙な状況ですが、2月1日の町制施行60周年記念式典に向けてそれだけでも大変さを増す訳でありますが、12月14日投票の衆院選も加わったため、異常なまでの忙しさで今日まで来ています。又、これが終わりますと来年は地方統一選でありまして県議選、町議選に向けた動きもすでにある様ですが、暮れか正月にかけての忘年会や新年会等人の動きが活発になることから一挙に動きもでて来ようかと思っています。

本日からの本議会に於いては上程議案として国の上位法改定による条例の改正関係が多い中、名誉町民の件や補正関係もお願いすることとなっております。宜しくご審議頂きます様宜しくお願いいたしまして冒頭のご挨拶といたします。

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