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板倉町

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平成28年11月17日 町長初登庁訓辞

更新日:2021年6月4日

おはようございます。今朝は思いもかけぬ大勢の皆様にお出迎えをいただき、引き続きの就任ではありますが、改めての出発の決意の場を私に与えていただいて心から感謝をしたいします。特に後援会の皆様につきましては、ずっと日頃お世話になっているにも関わらず、更に本日はお忙しい中をこうしてお出でをいただいて誠にありがとうございました。更には各皆様方を代表しての花束をあんなに頂戴いたしまして、身に余る光栄ということも併せ、お礼を申し上げます。

8年前は非常に濃い霧の中での初登庁だったということを思い出しながら、やっぱりこうして町の曲がりなりにもトップという形になるその心境は、8年前も4年前も、また、今回幸いでしたがそういう意味では同じ気持ちでいっぱいでございまして、これから皆様方にも更にお世話になっていくことになるのだろうと思っております。

この間の町長選挙におきましては、町民の皆様の思わぬ大きなご理解をいただき、大きな票差で3期目の当選をさせていただいたところでございます。新人の挑戦者の方からの争点は、絞り込みますと「これで良いのか合併問題・庁舎建設問題」というものがテーマのような気がいたしました。それについて私は「合併はまだ全然決まっていない」ということ、更には合併の協議会の設置は8対3で議会そのものが「話し合いが必要」という結論を出してくださった結果ということも含め、これから合併をする・しないの町民の皆様の判断材料となる協議結果に向けて、まだ話し合いがたった2回目であり始まったばかりだということ、或いは合併特例法などを見ますと、最終的な決定は議会がすることになっており、町長が独断で強引に合併を引っ張っているということは一切法的にも不可能でありますし、そういったことはありえないということも含め、それらを訴えてきました。庁舎建設については合併してもしなくても、板倉地区はしっかりと存在をするわけですから、現在の規模で良いだろうと、そして反対をする方々がどれくらい縮小するのかという具体的縮小案も含めて、規模も内容も金額も一切触れることなくただ凍結反対というような状況であるということ。いろいろ理由を争点としてあげられたようでありますが、結果的にはご承知のような結果でありまして「これで良いのか合併問題・庁舎建設」に対して町民の皆様の結論は「これで良いのだ合併問題・庁舎建設」との判断を頂いたものと考えております。したがって、現時点では課題はいっぱいあるわけでありますが、一刻も早く庁舎建設を進め、合併問題については既に3回目のスケジュールも入っておりますが、私たち町民の幸せを第一に考え、協議会での話し合いを進めていきたいというふうに思っております。私もそういう態度で1回1回の協議内容をしっかりと協議会だより等を通して町民の皆様にも告知し、要所要所で説明会も開かれるという予定にもなっておりますので、是非、明るいガラス張りの中での方向性が最終的には町民の皆様の代表である議会によって決定するであろうというふうに思っております。私自身は個人的にはずっと推進論者だということを言ってきておりますので、私個人は個人の範囲内で精一杯努力をするということも含めて進行していくような状況になるのだろうと思っております。また、住民投票という声もあるわけですが、法に則って考えますと合併に賛成をする人、或いはそういう理論をもっている人は自らどうするかを問いかける必要はない訳です。反対の方がその理由をつけて「この方向性については反対である」というような、いわゆる住民発議が起こせるということです。町民の皆様に向けての話をしますが、まだ当町では住民投票条例も持っておりませんし、是非、現時点での方向性と考え方が違う人がいれば議員さんであればたった一人で発議ができますし、町民の皆様でも50分の1、約300人弱の署名で簡単に行うことができますので、方向性に疑問をもち、住民投票が必要だというふうに思う方は一定の判断材料がでたうえで、町民全ての皆様が権利を有しておりますので、そのような行動を起こしていただくことで、そういった方向に向いていくのだろうというふうに思っております。

一口で言いますと、今回の選挙を通して具体性や実現性のある政策かどうかを含め町民の皆様の成熟した判断目線は極めて高く厳しいもの、そして信頼できるものというふうに私自身は確信をいたしたところであります。したがって、このうえは約束をしたことの実現はもちろん、より良い町の実現に全力を傾注してまいる所存であるというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。具体的にはマニフェスト等で書き出しておりますので、それらをしっかりと再点検しながら取り組んでいく予定であります。そういう意味では、これから先色々な問題も解決していかなければなりませんが、是非、皆様方にもお力添えをいただきたいと思っております。今回の選挙を通して夢という言葉がそれなりに聞こえたような気がします。夢を持つことは必要だと思っておりますが、実現性の無い夢は幻であります。極論を言うと不可能な夢は嘘に近いというふうに思っております。少し自分の身の丈より高いところを一つ一つ着実に実現し、大きな夢に一歩一歩近づいて行くという、経済論理からしてもそういう政治手法は今までと変わらずに行きたいと考えております。

そして、何より町長という任期はご承知のとおり4年という任期でございまして、4年の間にどれだけのものを仕上げるかという期待をされている訳です。町長は手品師では無いということも含め、協働をしながらその実現に全力を挙げたいと思っております。

職員の皆様は公僕という立場であり、この場に就いた時に町民の皆様に奉仕することを誓い、退職をしたときには奉職をしてきたと皆申しますが、改めて私も含めて公僕という立場を再認識していただくとともに、接遇マニュアルを徹底して身につけていただき、初歩的な対応の悪さなどの指摘を町民の皆様方から受けることのないよう徹底することをお願いするとともに、町民の皆様のために精一杯頑張っていただきたいと思っております。新人もベテランも、原点に戻って自分を磨くということを、私も含めてもう一度見つめ直す機会にしていただければと思っております。

結びに、暮れに向かってこうして一段と厳しさも寒さも増す中、健康に留意していただき、町民の皆様の喜ぶような顔を瞼に浮かべながら頑張っていきたいと思います。今後ともご協力のほどお願い申し上げて、ご挨拶と訓辞にはなりませんが、激励と私自身の戒めの挨拶にしたいと思っています。ありがとうございます。

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