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板倉町

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平成29年12月5日 第4回議会定例会開会の挨拶

更新日:2021年6月4日

おはようございます。平成29年第4回板倉町定例議会を招集いたしましたところ、議員各位には、何かとご多忙中の中、ご出席頂きご苦労様です。
 
例年のことですが、秋は台風や水災害が最も心配されますが、収穫期の終了を待ちきれぬように収穫祭を初めとして、食・スポーツ・文化・芸術・教育研修・観光・地域伝統などの祭典が一斉に顔を揃える年間で最も輝く時期であります。10月22日の台風21号の直撃で被害も心配されましたが、幸いに、大過なく経過し、ひと安心を致しているところです。

そして、いつも通り国や県に対しての新年度に関する各種予算要望や国会議員への協力依頼等を行いながら、次年度予算組みを始める大事な時期に入っているところであります。

平成29年は、当町における積年の重要課題の中で、八間樋橋架け替えに伴った1-9号線の改良工事が完成し、354北川辺バイパスも平成30年早々3月中旬に完成開通が本決まりになり、同じく庁舎建設も平成30年8月末完成に向けて進行しております。企業誘致も順調に推移しており、大規模商業施設トライアルも7月開店に向けて着工間近でありますし、住宅関連販売も幾分か動きが出て来た感じがいたしております。

合併関係につきましては、法定協の開催も10回を数え、代表して参加頂いている議員さんからしっかりと報告いただいていると思っておりますが、合併特例法期限切れの平成32年3月31日を一応の目安として進んでいくのであろうと推察いたしておりますので、今後の開催スピード、検討内容にもしっかり対応していきたいと思っております。

また、同じく大きな課題の1つであった、広域防災情報伝達システムの導入についても過日議会さんにご協議頂きましたが、現時点で最良と思われる機器の絞り込みもほぼ完了し、同じく区長会さんにも報告・協議をお願いし、賛同いただいた上、11月中旬先進地である茨城県坂東市への視察研修も終了いたしております。早急に導入に対する検討会議委員を選任し、新年度導入に向けて、「導入方法・時期・負担・その他の問題」等具体的検討を開始いたしたいと思います。

小学校再編については、当初計画の2段階統合計画が事務局の準備不足等により、同時統合に変更となりました。保護者の皆様他、関係者にご心配をおかけしましたが、中断の約1年間を入念な再検討期間と位置づけながら、去る11月27日再編委員会を1年ぶりに再開いたしました。平成32年4月新2校での出発を確認し、北小を西小に、南小を東小に同時統合し、名称は西小・東小とし、北小・南小につきましては、スクールバス全部委託方式による通学、それぞれの現校歌に第2校歌として北小・南小の校歌を位置づけ、その他については民主的に慎重に検討するとの内容で、絶対多数により了解をいただきました。さらに、入念な細部にわたっての統合案完成後、必要な説明会を開催、質疑応答も充分に行いながら、保護者の合意を図り、順調な滑り出しを目指すため、委員長である教育長を中心に原案作成のための委員会の進捗に期待したいとの結果でありました。

町の現状の主立った点は述べましたが、人口減少等は依然として続いています。全体的に見れば「一応の安定状況」が続いていると思っています。しかし、世界情勢は相変わらずの宗教・人権・貧富を起因とした紛争やテロ、そして、飢えや差別による被害者が連日続出しています。特に、連日漂着する北朝鮮の粗悪な漁船や船員(漁民)を見るとき、真冬状態の荒れた海に、一見傷んだ川船程度の小舟に命を懸けて割り当て漁獲量を追い求めざるを得ない、北朝鮮漁民は、いかなる心境であろうと思わずにはいられません。「一事が万事」独裁体制下の国民の犠牲の上に立っての現北朝鮮国家を見るとき、先軍政治の悲惨さを強く人権上からも感じるものであります。

この1年を見ましても、巨額のロケット発射を立て続けに行い、軍事力で威嚇しながら、国連決議の順法姿勢もなく、がむしゃらに核保有を求める対米水際外交の昨今の状況は、日米安保を軸に強い米国支持を打ち出している日本にとっても、正に当事者としての問題であります。米国の判断一つでいつ戦争状態に入っても不思議ではないと言われています。有効な解決策が見当たらないと言われる中、2か月半ぶりの沈黙を破っての先週のミサイル発射が米国本土直撃能力を充分に持っていることが認識された中で、米国の危機感の限界と時間的タイムリミットの戦いになっておるようでありまして、日本の最も望まない核を認めた上での対話になる可能性が大きくなりつつあるとの専門家の分析もあるようでございます。米国及び日本を含む周辺関係国の判断、行動がどうなっていくのか、当分の間この状況が続くと思いますが、話合いの可能性を更に追求していただきたいと思います。

本年も残りわずかの今、新年が自然災害がないように、また、今度こそ圧倒的多数を持つ現政権の力強い政策展開を持って国民層が景気の良さを実感できるアベノミクスの完了を強く望みたいと思います。加えて、間違っても戦争などにならないよう、日本の北朝鮮外交に大きく指導力を発揮していただく安倍首相、政権政党に望みたいと思います。

国、県の平成30年度施策展開と予算配分の状況を把握検討しながら、真剣に新年2月中旬まで平成30年度予算編成作業は続きますが、今議会提出同意(人事)議案1件、承認1件、議案30号から42号の13件、発議議案1件の16議案をご協議いただき、原案通りご承認いただき、新年を迎えたいと思います。よろしくお願い申し上げまして、開会のご挨拶といたします。

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