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板倉町

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平成23年4月1日 年度初め 職員辞令交付式

更新日:2021年5月17日

先の地震では、当町でも大きな被害が出ましたが近隣と比較すると軽度でありました。幸運というべきであろうと思います。それに引き換え震源の東北地方の惨状は目を覆うものであり心より被災者に御見舞申し上げる所でございます。

普通の年でも年度末、年度初めは慌ただしい訳でありますが、今年は4年に1度の統一地方選の年でもあります。本日の県議選の告示を皮切りに町議選と続く訳でありますが、その上に重なっての計画停電、風評被害、汚染問題等の震災対応、被災者の受け入れ対応であります。当分の間その状況に鑑み多忙な職場となりますが力を合わせて難局を乗り切りたいと思います。

昨日は永年勤務をされた5名の送別会を行った所でありますが、その補完も兼ねて人事異動を行ったところであります。昇任、昇格の皆さんにはお祝い申し上げます。また、配置換えの皆さんには在職経験年数、異動希望、得意分野等、いろいろな角度から判断し、人事異動を断行したものであります。

さて、職員の皆さんには聞こえないと思いますが特別職、議会、区長さん等にはいろいろ町民の職員に対する声が聞こえてきます。例を挙げますと窓口の対応が悪い、愛想が悪い、頼んでも解答が遅い、あれで一所懸命やっているのか、地元の会合にほとんど出ない、町外の職員は町内の職員と比較して貢献度が低い、全体に給料が高すぎる、小さなことも何でも二人で動いているがその必要があるのか、課として毎日の朝礼は行っているのか、1日中コンピューターを見ていて会話もないのではないか、職員であれば所属課のことはもちろん各課の大ざっぱなことは答えられなくてはだめではないか、10人前後の小さい課なのだから管理職は一人で充分なのではないか、残業は課長の決裁を受けてからやるべき等々多岐にわたっております。長期不況に加え東北地方の復興に伴って、まだまだ公務員に対する町民国民の風当たりは強くならざるを得ない状況であることも認識すべきであります。

新任の課長については1日も早くその職務に慣れていただき、係長以下効率的に働ける様強力に指導頂き、係長については自分の仕事を充分にこなした上、部下については適切な指導もお願いしたいと思います。週に1回課内会議を開き、課としての取り組み状況、方向性、問題点等その結果を町長に報告していただく様にしたい。そして現在管理職の行っている職員評価を各職員に伝える様にしたい、また、管理職に対する職員部下としての評価を町長に届く様なシステムも検討させ今年度には同時に実行したいと思っています。

東北太平洋震災の影響で復興がどれだけ進むか、電力はどうなるのか。それに必要な20兆とも30兆とも言われる財源はどこから調達するのか。それに伴う国、県から町への交付税、補助金等はどうなるのか、納税者たる民間の冷え込みにより納税はどのくらい減るのか、来年度の予算は職員の給与を大幅にカットしなければ組めないのではないか。大変な状況を覚悟しておいた方が良い、3月29日東毛広域圏首長会議の終わりのくだりであります。

決して他方の被害と思わず経済は連動していることを頭に置き、予算執行の厳選効率化、可能な限りの節約等を念頭にがんばっていただきたいと思います。何よりも町民のために。そして、職員皆さん自身のためにであります。

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