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板倉町

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令和2年11月21日 令和2年度ダイヤモンド婚式・金婚式合同記念式典の挨拶

更新日:2020年11月27日

本日は、ダイヤモンド婚・金婚を迎えられた御夫妻をはじめ、たくさんの皆様に御臨席いただき、誠にありがとうございます。

記念すべき年を迎えられた御夫妻及びその御家族に、心からお祝い申し上げますとともに町の発展に御尽力いただいてまいりましたことに、心より感謝の意を表します。長年苦楽を共に過ごしてこられた御夫妻が、めでたく今日を迎えられましたことは、結婚当初からの愛情と努力の賜物であります。今後とも御夫妻が円満で末永くお元気でお過ごしになることを切に御祈念いたします。

さて、ダイヤモンド婚を迎えられた御夫妻が結婚された60年前の昭和35年は、今上(きんじょう)天皇(てんのう)である徳仁(なるひと)様の御生誕、安保闘争の激化、池田内閣による所得倍増計画の発表、カラーテレビの放送開始等昭和の高度経済成長を象徴するような時代でありました。また、金婚式を迎えられた御夫妻が結婚された50年前の昭和45年は「人類の進歩と調和」をテーマにした日本万国博覧会の開催、日本人初のエベレスト登頂、よど号ハイジャック事件等歴史の転換点として半世紀たった今でも記憶に残る出来事が起こった時代でありました。こうした時代の移り変わりの中、我が国は、たゆまぬ努力で今日の郷土の発展を果たすことができました。これも皆様お一人おひとりの並々ならぬ努力があってのものであり、敬意を表するところでございます。

一方、社会経済成長の反動が現代社会に様々な課題を投げかけております。一例を挙げれば、家族構成の変化や少子化等による人口減少であります。板倉町においても人口は約1万4千人となり、年々減少傾向となっております。町の人口に占める65歳以上の割合である高齢化率は34%となり、町民の3人に1人が高齢者となっております。今後は長年住み慣れた家庭や地域で、安全かつ安心して暮らし続けることのできる地域社会の実現と福祉施策の拡充が求められております。そのためにも元気な皆様が長い人生で培った知識と豊富な経験を生かして、引き続き地域社会の貴重な担い手や支え手として社会参加していただき、地域、そして町の発展のために皆様のお力をお貸しいただきたく存じます。

今年は、新型コロナウイルスの世界的な流行により私たちの生活が一変した年となりました。国、県及び末端の自治体である当板倉町につきましても様々な行事が軒並み中止となり、人と人との交流が制限される中で行政や地域のあり方を再検討せざるを得ない状況となっております。現在、新しい生活様式が提唱され、国を挙げて実践されつつありますが、経済に及ぼすマイナスの影響はまだまだ大きいものがあります。これまで以上に町民の皆様の声、知識、経験等を町政に生かし、新型コロナウイルスに負けない町づくりを全英知を傾けて進めてまいります。

本日は、町社会福祉協議会にも御協力いただいておりますが、本式典後にささやかなアトラクションを計画させていただいております。短い時間ではございますが、お過ごしいただければ幸いに存じます。結びに、本日御臨席いただいた皆様の益々の御多幸と御長寿を心からお祈り申し上げまして、式辞といたします。

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