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板倉町

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令和2年12月8日 第4回議会定例会開会の挨拶

更新日:2020年12月10日

令和2年12月定例会を招集しましたところ、全議員の皆様にお集まりいただきありがとうございます。

年賀状や今年の漢字、10大ニュース、そして、来年の干支等、いろいろなトピックスが話題の中心になる12月。暮れや新年をどう過ごすか、初春の志は、帰省は、大混雑は、初詣はどこへ行こうか等、整理と出発、区切りと始まりの年越しを目前に、行動の話題もマスコミを飾る暮れですが、今年の暮れはいつもと違う暮れになっています。

2月から突然の新型コロナウイルス発生、拡大に気を配りながら今日までまいりましたが、振り返ってみると、医学専門家の予測どおりに流行が推移してきたと考えています。政治が介入することによって、本質に雑念が入り、結果的には解決が長引き、トータル的には経済損失が最大になるとの予測の中、そのとおりであったと思っています。

ご記憶だと思いますが「ウイルスは湿度、高温に弱いといわれる。このコロナだって、梅雨、夏になれば自然消滅だよ。あまり心配しないほうがよい」との説も一時あり、少しの期待もされましたが、専門家の中で「新型コロナウイルスは全世界関係なく流行している。冬春の都市もあれば、熱帯、亜熱帯の都市も同時流行している。春夏秋冬関係なく年間を通して流行する」との考え方がやはり正解でありました。人の移動と共にウイルスが増殖し、190か国を2か月で流行下に置くなど伝染力が証明されました。

至近距離での会話や食事、密室を避ける換気の徹底、密集を避ける少人数会合等、新しい生活スタイルはこうあるべきといわれても、年間厳しい寒暖差のある日本では、真冬に窓を開け換気扇をかけて少人数宴会をやるべきといわれている施策も、非現実的といわれてもやむを得ません。

「経済と医療(人命)の両立を目指す国の政策は失敗する。そして、結果は最も大きな損失を招く。今すぐ人命優先(医療優先)の施策に切り替えないととんでもないことになる」との医学的見解を無視しているとも思えるGoToキャンペーン。来年6月までの続行宣言は、昨年2月からの我が国の新型コロナ対策を振り返るとき、裏目を心配する声が大きくなるのは当然だと思います。立ち止まり、振り返って、この先に対する入念な判断を国に求めたいと思います。

我が町としては、12月4日、ついに、正式に新型コロナ陽性者第1号が記録されました。その他館林保健所管内の陽性者の板倉分を確率的に推測しても4~5名程の発生状況なのかもしれません。いつ、誰が当事者になっても不思議でない状況が、いよいよ我が町にもきているということでありますので、外出自粛、不特定多数の交流自粛、3密回避他、マスク、手洗い、うがい等基本となる予防策の徹底をさらに呼びかけていくほかにありません。

先般、第1次、第2次の国の新型コロナ関連補正予算を基にした計画の完全執行に向けて、見直しを行いました。暮れにかけて1日600~800人の陽性者が出て医療崩壊になるのか、縮小して年末ごった返しの人出になるのか、経済と病災の戦いが続くわけであります。諸外国と比べると後手後手の対応は、経済を考えてのことであるはずが、何兆円つぎ込んでも医療専門家のいう結果になった場合、経済的損失の計り知れない現実を見ることになるかもしれません。そんな難しい判断をしながら、臨時国会を閉じ、1月半ばの通常国会に向けて与野党の場外でのせめぎ合いが続くことになります。県も、次年度予算の厳しさを予測しながら県有施設の整理にも踏み込もうとしているようであり、今後、県民との議論が注目されます。当町においても、各課局ヒアリングを経て、査定の絞り込みに向かうところであります。同様な町内産業の経営水準の厳しさを見込みながら、優先順位を考え、課題に対しての柔軟性、かつ、メリハリのつく予算編成になるよう、3月に向かっての努力となろうと思います。

7年10か月の間、町の教育行政の中心で私と共に頑張っていただいた鈴木優教育長の体調理由の辞職願受理に伴う今後を担う新教育長の人事案、併せて、江田監査委員の一身上の理由による辞職願受理に伴う新監査委員の人事案を上程いたしますので、全議案原案どおり議決いただきますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。

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