令和4年3月31日 令和3年度退職者送別式の挨拶

すっかり春らしい陽気になり、町内の桜も満開の中、新型コロナウイルスまん延防止等重点措置も解除され、長期的なコロナ疲れを発散させるべく花見の人流が最高潮に達しているようです。しかし、コロナウイルスの主流がBa.2株へと移り変わったことで、ここ2～3日間は感染者数が増加傾向にあり、当町における昨日の感染者発生状況もこれまでで最大となる14名を記録して気の抜けない状況が続いております。とりわけ、幼児の感染割合が高くなっているようです。

ウクライナ各地では、人道を無視した攻撃が激しさを増しており、並行して行われている停戦協議がどう進展するのか、プーチン大統領の判断が注目されています。先般は、そのような状況下にあるウクライナを支援するための募金に協力していただき、ありがとうございました。それらの厚意を日本赤十字社へ寄付させていただいたことが上毛新聞に掲載されたことを報告いたします。ロシアに対する西側諸国の経済制裁がもたらす影響によって世界経済が不安定化しており、円安、輸入物価の上昇、そして賃上げなき国内物価上昇という悪いインフレが進んでいますので、この先、我々を取り巻く経済も厳しさを増すことになると予想されています。そのような状況下にある年度末最終日に行われている退職辞令交付と送別式であります。

今年は、定年退職者3名、普通退職者4名を数えます。定年退職者3名の皆さまは入庁時期が異なるものの、それぞれの道のりをゴールまで元気に完走できましたことをお祝い申し上げます。健康に恵まれ、気力も長い間保ちながら風雨にも耐え、家庭の協力にも支えられての年月であったろうと思います。まず自分を褒め、感謝すべきところには感謝していただき、その喜びを噛み締めながら、第2の人生のスタートに対する改めた想いに添って、体調に留意していただきながら再び頑張り始めていただきたいと思います。お疲れさまでした。また、任期満了となった再任用職員については、再任用職員として3年間、後輩の指導も兼ねて立派に頑張っていただき、職員の見本となっていただいたことに感謝申し上げます。お疲れさまでした。普通退職4名のうち、3名については、それぞれ考えることがあっての退職であると聞いていますし、指導主事については、板倉中学校の新任教頭としての教育委員会人事によるものとのことです。それぞれが進む先での決意を踏まえての再スタートでありましょう。今日までの当町への貢献に対して心より感謝申し上げます。それぞれが先々で健康と幸運に恵まれますよう、祈念申し上げます。

この2～3年は、新型コロナウイルス感染症に大きく影響された一進一退の施策展開の日々でありました。しかし、またまた第7波に入ってしまうのか、ワクチンを年に3回も打ち続けるのか、その効用の結果や結論も出ない中にあっては、この先もまだまだ楽観できるかどうかは分かりません。私も含めて職員一同が、守るものは守りながら体調に十分留意のうえ、この先頑張らなければいけないことを改めて自覚するよう促しながら、退職者、送別者、全員に送る挨拶といたします。