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板倉町

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第2回議会定例会閉会のあいさつ要旨(令和5年6月9日)

更新日:2023年6月14日

6日から実質3日間で審議決定をいただいた6月定例会。2常任委員会の所管事務調査を通して、各課のこれから展開しようとする事業説明も受け入れられ了とされたと伺っています。提案した全議案については原案通りご承認いただき、感謝しています。

開会前を利用し、今回の町議会議員任期満了による改選に対し、まだまだ余力のあるかたがたと目されていた4名の引退された議員さんにおいでいただき、町民を代表して感謝状を贈らせていただきました。1名の議員さんからは辞退の意が伝えられたことから、実質3名のかたへの贈呈となりましたが、2期~最長5期までのお三かたには、ときには町の施策形成において激論を交わしたこと等も思い出され、懐かしく思えたりしましたが、まだまだ年齢的にも余裕のあるお年ですので、それぞれの経験を生かされ、大所高所から町や地元に対しましてご指導いただけますようお願いし、さきざきのご多幸を祈念いたしたいと思います。

2日目の一般質問ですが、現職4名新人2名の計6名が登壇され、それぞれ町民アンケートの結果について、町のPRと観光、猪の駆除、書かない窓口について、子育て支援、文化の振興、内水氾濫、問題行動と教育行政について、5~10年後の少子化の見通しと義務教育の学力について等の内容でテーマ設定がなされ、持論の展開と行政側の応答がございました。

特に新人議員の2名にとりましては初めての機会でしたので、2議員の積極的な姿勢は評価したいと思いますし、その言わんとするところは充分感じさせていただきました。一般質問へのチャレンジは問題提起を前提にテーマを設定し、調査・聞き取り・実態把握を行い、町政と自らの考え方の相違を洗い出し、町民に代わって執行部と議論することであり、自分の考え方を発表する場ではないことはもちろん、町に対して自分の考えを実現させるためのお願いをする場でもないと言われています。町がどういう考え方(目的)をとり、どのような手法(手段・財政)で誰(何)のため、何の効果を狙いとして行おうとしているのかを答えとして引き出すための質問であるべきで、自分の考えだけを述べて、答えはほとんどいらない個人の意見発表会的スタイルは自己満足だけであり、聞いている町民からは何のための質問かわからない、本末転倒の結果となります。町側の答えを求めるために質問をするわけだからであります。

その見地からすれば、新人議員さんの頑張りは高く評価されてもよろしいと思います。議論ですから必ずしも一致するとは限りません。一致しなければ、そのことを全員で考えるということになり、必要であれば、同じ題目を何回もということもあり得ることです。年4回の定例会における一般質問は、言い換えれば3か月に1回であり、町政全ての分野から3か月に1個の問題を取り上げて質問をすることは特に難しいことではないといわれますし、労を惜しまず努力を怠らなければ毎回の一般質問も当然の議員活動であり、ぜひ建設的に頑張って欲しいと思います。隣の加須市議会では、毎回20人以上が4~5日にわたって行っているという話も聞きます。町村部より市部の方が活発といわれるゆえんかもしれません。次は全員の一般質問を期待しています。

また、ニュータウン特別委員会が引き続き設置されるそうですが、特別委員会とは自主的に特別テーマに沿って積極的に調査・研究議論を行う場と理解しています。平成3年6月から設置されてはいるものの、平成15年~19年に6回、平成23年6月までに4回開催され、その後、4年間に1回の開催だけで、今日までこの10年間以上全く開催されていない実態があります。2年ごとに継続して設置されているにもかかわらず、ましてニュータウンの今日までの現状の推移を思うとき、町としては全力で町民のため課題解決に対応している状況下で、二元代表制を唱える町議会のなかの特別委員会として、全く何の行動も起こさない怠慢に、町民を代表して遺憾の意を表明しても良いと思います。町民に対する背信行為であり、設置したからにはその必要性に鑑み、充分に町民のためにニュータウンの諸課題解決に議会として取り組まれることを期待します。

また、今回監査委員の委嘱替えがありましたが、荒井英世議員には大変お世話になり、市川議員にその役割が移ったとの報告を受けています。市川氏にはその役務に専念され、その機能を充分果たし、努力されますよう期待します。

この先梅雨入り、梅雨明け、8月の真夏を越し、秋雨の季節に入る頃の9月6日の決算議会まで定例議会はご無沙汰になりますが、充分に体調に留意の上、9月議会まで民間の行事参加も多面において増加すると思いますので、しっかりとした議員活動をお願いいたします。

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