1000年に1度級の水災害に対する第1回車を中心とした避難訓練について(令和5年7月9日)
更新日:2023年8月4日
約1年をかけて町民代表者30名余りの皆さんと検討してきた上記避難訓練、第1回を実施いたしました。
町民の皆様には朝7時からご参加いただきまして、要援護者避難、全戸避難発令に伴い、今回は、指定された避難場所や屋内避難所に車を利用し、渋滞を防ぐためあらかじめ指定された各地区避難コースを利用して目的の場所へ向かうという訓練を中心に行ったところですが、ご協力ありがとうございました。
想定では2時間の間に町内約4,200台の車が、ほぼ一斉に動き出し、混雑を踏まえながらも「心配していた渋滞等がどう発生するか」「手際良く避難場所まで案内できるか」「車に残るかたと避難所を利用するかたが順調に流れるか」「予想外の問題が起きてしまわないか等」に眼目を置いた訓練でした。
結果として、思ったほどの参加率ではなかった(全体の25%)ため、混雑も何も起こらず、避難場所までの誘導、案内、駐車場内での誘導対応等は順調であり、迎え入れる側の対応としては良かったとの評でした。
避難開始後30分ほどのところで、2班の車輌による巡視ではほとんど各コースにおける車避難状況が見受けられず、多数の町民のかたがたが一定の間に動くことによる問題点(避難途中・避難場所近辺、避難所、避難場所内の整理誘導等)が実験としても完全に検証は出来なかったということでした。
今後の課題として
- 避難命令から避難場所まで安全安心に集合出来るか(体制の確立)
- 屋内避難者と屋外車内避難者との連携をどう組織化するか
- 避難生活における組織化と問題点
- 本番の浸水状況等で違うが、第二次避難対応等の想定と手順・手続きの具体化
- 各地区別の避難訓練(年1回)の義務的強化と避難意識の向上をどう進めるか
- 避難生活の問題点対応と人的配置、防災士の役割分担の確立、その他を今後進めなければならない