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板倉町

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第4回議会定例会閉会のあいさつ要旨(令和5年12月8日)

更新日:2023年12月9日

4日間の12月定例会、議員各位の協力で17議案、原案どおり可決いただきまして、大変ありがとうございました。

人事院勧告を踏まえて、町職員及び会計年度任用職員の給与及び費用弁償、町長・副町長・教育長の諸給与、議会議員の議員報酬および費用弁償等々の一部を改正する条例の可決により、官民較差の是正を承認いただいたことを中心に、下水道事業の設置等に関する条例の制定、空き家対策推進、国民健康保険税条例、道路占用料徴収条例等々の一部を改正する条例の可決もいただきました。

さらには、社会福祉協議会への指定管理の期限が切れる老人福祉センター、地域活動支援センター、障害者デイサービスセンター、デイサービスセンターの4施設の令和9年3月31日までの3年間引き続きの指定管理の随契指定の承認を含め、令和5年度各会計補正予算も認定いただいたところでございます。

また、2日目、5人の議員さんに一般質問をいただき(福祉、教育、介護)(公共下水道)(自然災害、防犯)(公共交通、東洋大学撤退)(健康づくり)とそれぞれの視点から議論を行わせていただきました。

いずれの質問もそれなりに執行側にとっても改めて検討を要する質問でしたが、特に青木秀夫議員の過去の下水道特会に対する一般会計よりの繰り出し金累計と今後の下水道会計の見通しを問う質問は、現状に対しての町の対応を一考すべき大きく重要な内容だと思われる提案であることから、その具現化に課長会として議論を交わす必要があると考え、担当課長に調査手順についての検討を指示したところであります。

藪之本議員の東洋大学撤退についての質問は、町民の関心が高いことを示しているのであろうことは理解しますが、県、大学、町の三者で話し合いの条件整理を含め他大学の撤退例等を参考に話し合いを進めていまして、もう少し時間を必要とするのかなと受け止めており、大学側に対して町の姿勢は示してはいますが、相手側からは、キャンパスは移すとのこと以外具体的な方向性は示されていないのが現状であります。

大学自らが原因者であるので、自学のことだけでなく当然、町や県に対しかけた迷惑や具体的な補償対応について、今後の板倉町の発展を阻害するような一方的撤退はあり得なく、具体的な提案を待っている状況であります。

敷地所有者の大学側として具体的な約束をした日時も守れず、半年近くも学生の撤退完了まで遅れるとの通告だけで、駅名の変更や町政の中心的なキャッチフレーズがなくなったことに対し町は大きく影響を受けますし、一方的被害者の当町に対しての思いやりも含め、常識的な配慮も、板倉町にどれだけの迷惑をかけているのか、そのことを踏まえた撤退の青写真がどう描かれているのかも含んだ具体的な話し合いにまだ入れていません。充分フェアな交渉のうえ、県、町、大学、三者常識の範囲以内での解決が得られるだろうと信じて疑わないところです。

ちなみに町としての言い分は、従前の状況にして返して欲しい、生徒数の減少が大学経営を圧迫する、東京を中心とした南関東・北関東では、半分しか学生がいないこと、競争倍率の低下から偏差値も下がり質も低下することを理由の筆頭に上げたことから、跡地の学校誘致はない。

そもそも、学校そのものは利益追求企業ではなく、地元への税的・経済的貢献は全くないと言って良いことから、総合的に勘案すると、跡地利用の優先順位は企業誘致となることは当然であり、町への税収、働く場所の提供、人口増対策、活性化等総合的に勘案のうえ、そういう意味で更地にて返還が望ましいとの今時点での考えであります。

大学側での民間企業誘致も当然対象としたい旨も通告してありますので、町の考え方は当然、県も今の段階では支持いただいたうえで、話し合いに乗っていただいていると考えていますので、大学側が更地返還(原則)をどう考えるか結論を待ちたいところであります。

ニュータウン特別委員会が10年以上も開店休業になっています。我々も一生懸命ニュータウン問題に対応していますが、まだ大筋の解決には相当の時間がかかることは必須です。1回も活動をしないことは町民への裏切りではないですか?

二元代表制で12人の議員さん全員がニュータウン特別委員さんですので、ぜひ住宅販売、企業誘致、大学撤退、商店街形成、その他環境問題、しっかりと解決に向けて汗をかいていただきたい。議会として行動していただきたい。

県に対しての対応追求・要請、大学の姿勢に対しての議会としての考え方、ニュータウン充実のためのさらなる対策(批判でなく、成功実現するための努力)も2分の1は議会の責任です。法の位置づけもそうなっています。早速明日からでも議長、特別委員長を中心に積極的に具体的に動いていただきますよう、それも議会の仕事です。休会中に与えられた各権利を積極的に使っていただいて、ニュータウンの課題を一つひとつ解決するのも二元代表である。

月給だけいただいて、1会議1~2回の発言で月数回の会議での報酬は決して安くはない。立候補時の公の負担増、そして、今回の人事院勧告による収入補てん、今回からの議員さんの収入内容は、4年前からすれば充実しています。その分仕事は同じでは困るというのが町長の本音です。議会議員の仕事ということを再認識いただきたい。そのための町との連携は重要ですので、できる対応は全ていたしますので議会の力を是非発揮していただくよう、その義務を負っていることを改めて自覚いただければ幸いです。

ただし、個人プレーは禁物ですし、町との連携は重要です。浅学で勝手な行動により取り返しの付かない結果を招いたときは、町の将来をさらに左右することになりますので、個人プレーを慎むのは当然のことと思います。よろしくお願いします。

さて、ここ10日余りで身近な町内火災(死者2名)2件、(町内有力企業48歳の社長さんの急逝や郡内町の町長交代など)世の流れ、静かなようですが、激しい変化もございます。1年の反省と次の1年への期待と要望と計画入り混じった12月も残り20日となります。

我が家に毎日のように喪中の手紙も配達されます。跡継ぎのない高齢者世帯、廃屋・荒れ地化した市街化区域の畑、墓終い、数人の淋しい葬儀・家族葬、個人商店の閉店(生活の不便化)、免許の返納、免許更新の高齢者講習、未婚男性の増加、老老世帯、電話詐欺、電化製品の使い捨て化、テレビの内容のない吉本興業化、YouTube・SNSの発達と引き換えの、名は隠した悪行化、批判の言い放題で社会へは不参加、権利の主張は強く義務は劣化、政治家は嘘つき、弁明のし放題、学長・理事長まで責任のなすり合い、政府幹部のはぐらかしの金銭問題への答弁、人々の普通の話題の中のどれをとっても近い未来へ期待が持てそうにない日本の現状、まさにすべてが老化現象であります。

いつの間にこんなバラバラな日本になってしまったのか、分析、反省をしながら元気に頑張って近づいてくる次の新年に迎って大きな花火は上げられなくともちょっとジャンプすると手の届くような位置に目標設定し、実行感、達成感、小さな幸福感に浸れるよう頑張りたいと思います。議員各位には健康で明るい新年を迎えられるよう祈念して12月議会閉会の挨拶といたします。

どうぞ、良いお年を。

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