メニューにジャンプコンテンツにジャンプ
板倉町

トップページ > 行政情報 > 町長の部屋 > 町長の思うこと > 令和5年度 > 第1回臨時会開会あいさつ要旨(令和6年2月21日)

第1回臨時会開会あいさつ要旨(令和6年2月21日)

更新日:2024年2月26日

議員各位には、専決処分議案2件、急ぎ案件1件の審議をいただくため、本日お忙しい中臨時議会を招集させていただき、開催できますことに感謝申し上げます。

ご承知のように、全壊8795棟、熊本を上回るといわれる大きな地殻変動を伴った地震が起こり、元旦早々「事実は小説より奇なり」の言葉どおり目を疑い耳を塞ぎたくなるような状況に一瞬で突入いたしました。

また、地震列島としての我が国の経験値からして常にこのことは、不思議ではないという印象を持っているはずでありますが「忘れた頃やってくるはずの災害が忘れないうち毎年のように起きる自然現象」に温暖化現象と称されるような今までとは違う違和感、自然の驚異を強く感じざるを得ないところであります。

自然の摂理と称される周期的に起きる現象がまさに何千年続いているヒトの歴史に位置付けられた新年早々の、向こう一年の安全安心と幸福、平和を祈願するその日、この時の真っ只中にでも起こるという自然の驚異は「何でもあり、遠慮もないし容赦もない」ことを肌身で感じさせられたということであります。

加えて放送技術の発達に、恩恵なのかそうでないのか、全国津々浦々の国民が同時一瞬に傍観者となり、疑似被災者となるわけであります。同情や汲むべき心情も瞬時に共有できる一方、悲惨さや落ち込み、自然のむごさ、人としての無力さ、人生における一秒先の自分の「幸、不幸の不明さ」なども同じく共有されるわけであり、すべて共有できることが長所といえるかどうか考えるところでもあります。

町の対応として、まずは県とのコンタクトのもと、職場内の派遣志望者を募り、被災地との支援マッチング作業を県の仲介として関与いただき、県の要請に沿って派遣予定者内2名を先行派遣しました。並行して町執行部、議会、職員会との調整のうえ、義援金寄付として日赤へ送付いたしました。併せて町内各種団体、学校等へも義援金の支援要請をお願いしながら、長期にわたる被災地復興に寄与するため、県の指示を待っているところであります。今後できる支援が空回り支援とならないよう注意をしながら、県と連携のうえ対処をすべき状況にあります。

また、コロナの落ち着きに伴い、4年振りに次々再開する各事業の推進、昨年末にコロナ関連・緊急経済対策支援事業の国の決定に伴う、事業実施の具体策の検討・調整、早期施策の実施の要請に応えるための専決対策・対応を進めながら、併せて時期的に令和6年度予算ヒアリング、事業査定、人事ヒアリング、人事異動を前提にした検討など、二十歳のつどいや新年行事など間にはさみながら本日に至っているところであります。

本日の臨時会、12月議会直前後に国で決定された、コロナ関連・緊急経済対策支援事業の予算割当てでの速やかな実施を求められておりましたので、おおむね郡内自治体共同歩調での専決対応となった次第です。経緯を御理解のうえ、議決いただきますようお願いいたしまして、開会あいさつといたします。よろしくお願いいたします。

このページに関する問い合わせ先

  • 総務課 秘書人事係
    電話:0276-82-1111(ダイヤルイン 82-6121)
    ファクス:0276-82-1300
  • お問い合せ