ノロウイルスにご注意ください
更新日:2024年12月5日
ノロウイルスによる感染症は「感染性胃腸炎」の一種です。1年を通して発生しますが、冬になると特に流行します。ノロウイルスは、少量でも手や指、食品などを介して口から入ると、体の中で増殖し、食中毒の症状を引き起こします。手洗いの徹底や、便やおう吐物による汚れを適切に処理し、感染を広げないために予防対策を心掛けましょう。
感染源
食品からの感染
- ノロウイルスに汚染された食品を、生あるいは不十分な加熱で食べた場合
- 感染した人が調理をして、その人の手指などを介して汚染された食品を食べた場合
人からの感染
- 患者の便やおう吐物などを介してウイルスが口に入った場合
- 家庭内での飛沫などによる感染
症状
感染すると1日から2日後に発症し、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、腹痛、軽度の発熱があります。通常、これらの症状は1日から2日で治まりますが、高齢者や乳幼児では脱水症状などにより重症化することがあります。
症状が軽快しても、1週間程度、長いときは1か月程度は便にウイルスの排出が続くことがあるので、その間も二次感染の防止に注意が必要です。
予防方法
- 石けんを使用して十分に手洗いをする。
- 肉や魚介類は十分に火を通す。
- 生鮮食品(野菜、果物など)は十分に洗浄する。
- 便やおう吐物の処理をするときは、使い捨てマスクと手袋を着用する。
ノロウイルスは乾燥すると容易に空気中に漂い、これらが口に入って感染することがあるので、便やおう吐物を乾燥させないうちに処理することが感染防止に重要です。
関連リンク
- ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
- ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)