熱中症にご注意ください
更新日:2025年6月13日
熱中症の発症は7月から8月がピークですが、室内でも熱中症になることがあります。一人ひとりが熱中症予防について正しい知識を身につけ、エアコンや扇風機を使うなどしながら、体調の変化に気をつけましょう。また、周囲にも気を配り、予防を呼びかけ合って熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症になりやすい条件
なりやすい人
- 高齢者、障がいのある人、寝たきりの人、認知症の人
- 乳幼児
- 暑さに慣れていない人
- 普段から運動をしていない人
- 肥満の人、肥満傾向の人
- 厚着をしている人
- 寝不足や体調が悪い人
- 持病のある人
- 熱中症になったことのある人
なりやすい環境
- 気温が高い(28度以上)、湿度が高い(70%以上)
- 急な気温上昇
- 風通しが悪い
- 日差しが強い
- 閉め切った車内や室内
熱中症の症状と対応
熱中症とは、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ体温調節がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡したりすることもあります。
主な症状
- めまい
- 立ちくらみ
- 足のしびれ
- 意識消失(重症の場合)
- けいれん(重症の場合)
熱中症が疑われる人を見かけたら
- 涼しい場所に避難しましょう。
- 衣服を脱がせ、ベルトやネクタイ、下着などをゆるめて風通しを良くしましょう。
- 濡れタオルを当てたり、うちわなどで仰ぎ、体を冷やしましょう。
- 氷嚢などで両側の首筋、わきの下、太ももの付け根などを冷やしましょう。
- 水分や塩分補給をさせましょう。
ただし、自力で水が飲めない、意識がない場合は直ちに救急車を呼びましょう。
熱中症予防
熱中症の予防には、暑さを避けること、水分補給が大切です
暑さを避けましょう
- 適度にエアコンや扇風機を使いましょう。室内の温度・湿度をこまめに確認し、適切に管理しましょう。
- すだれや遮光カーテンで直射日光を防ぎましょう。
- 外出時は天気予報や暑さ指数(WBGT)を参考に、暑い日や時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。
- 涼しい服装を心掛け、外に出るときは日傘や帽子を活用しましょう。
- 少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所に移動して水分補給しましょう。
こまめに水分補給しましょう
- のどが渇く前に、こまめに水分補給しましょう。(目安は1時間当たりコップ1杯程度)
- 激しい運動をしたとき、作業を行ったとき、多く汗をかいたときは塩分も補給しましょう。
服装に注意しましょう
- 通気性の良い、吸湿・速乾の衣服を着用しましょう。
- 太陽光の下では、輻射熱を吸収して、熱くなる黒色系の素材は避けたほうが良いでしょう。
暑さに備えた体づくりをしましょう
- 日常的に適度な運動を行い、適切な食事と十分な睡眠で体調を整えましょう。(ただし、運動を行う際は水分補給を忘れずに、無理のない範囲で実施してください)
熱中症警戒アラート(熱中症警戒情報)、熱中症特別警戒アラート(熱中症特別警戒情報)を活用しましょう
熱中症警戒アラート(熱中症警戒情報)は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測される際に都道府県ごとに環境省と気象庁が発表する情報です。
さらに、気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれがある場合には熱中症特別警戒アラート(熱中症特別警戒情報)が環境省より発表されます。
発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用するなどの熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
発表状況を知るには
熱中症警戒アラートなどの発表状況は、ニュースや天気予報等の手段で知ることができます。環境省の熱中症予防情報サイトでは、ページ上での確認ができるとともに、熱中症警戒アラートなどメール配信サービスへの登録により、情報を受け取ることができます。
関連リンク
- 厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト(熱中症が疑われる人を見かけたら)(外部サイトにリンクします)
- 環境省 熱中症予防情報サイト(外部サイトにリンクします)
- 熱中症から身を守るために(気象庁)(外部サイトにリンクします)
- 熱中症情報(消防庁)(外部サイトにリンクします)
- 熱中症予防声かけプロジェクト(外部サイトにリンクします)
- 熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト(外部サイトにリンクします)
- クールシェア2025いたくら