更新日:2025年7月4日
全国的に百日咳の報告が続いています。激しい咳症状がある場合や症状が長引く場合は、早めにかかりつけ医を受診しましょう。
百日咳とは
百日咳は、百日咳菌による急性の気道感染症です。
潜伏期は通常5から10日であり、かぜ様症状で始まりますが、次第に咳が著しくなり、百日咳特有の咳が出始めます。典型的な症状は、顔を真っ赤にしてコンコンと激しく発作性に咳込み、最後にヒューと音を立てて息を吸う発作となります。嘔吐や無呼吸発作を伴うことがあります。
ワクチンを既に接種している小児や成人では典型的な症状がみられず、持続する咳がみられることも多くあります。
大人も子どももかかる感染症ですが、特に6か月未満の乳児では、肺炎や脳炎を合併し、まれに死に至ることもあるため、早めの診断と治療が必要です。早期の抗菌薬投与は症状を軽減できるため、周囲で百日咳の流行があり、咳症状が見られる場合には早めに医療機関を受診しましょう。
なお、児童・生徒などは、学校保健安全法により出席停止になります。登校については、医師と相談してください。
予防方法
百日咳は、患者の咳やくしゃみなどのしぶきによって感染します。百日咳の予防には五種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)などが有効です。生後2か月を迎えたら速やかに定期接種を受けましょう。飛沫感染予防として、手洗いや咳エチケットを心がけましょう。
関連リンク
- 百日咳(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
- 百日咳(国立健康危機管理研究機構)(外部サイトにリンクします)
- 百日咳(群馬県)(外部サイトにリンクします)
- 感染症対策へのご協力をお願いします(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
- 咳エチケット(厚生労働省)(外部サイトにリンクします)
このページに関する問い合わせ先
健康介護課 健康推進係(保健センター)
電話:0276-82-3757
ファクス:0276-82-3754
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