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板倉町

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安勝寺(あんしょうじ)

更新日:2019年3月1日

住所〒374-0134 群馬県邑楽郡板倉町大字籾谷1659
電話番号0276-82-0555
創建正長元年(1428)[安楽寺]
承応年間(1652~1654)[最勝寺]
昭和27年(1952)に合併
文化財梵鐘[国指定重要美術品]
木造・阿弥陀如来像[町指定重要文化財]
阿弥陀堂[町指定重要文化財]
光明真言金亀宝篋印塔[町指定重要文化財]
本尊大日如来坐像(旧安楽寺本尊)
不動明王坐像(旧最勝寺本尊)
宗派真言宗豊山派(本山 長谷寺)
  • 安勝寺の画像

    安勝寺

 僧光尊の創建による光明山清浄院安楽寺と、僧光研の創建による正応山浄土院最勝寺が合併して誕生した寺になります。安楽寺は元禄16年(1703)1月1日と慶應元年(1865)4月5日に火災に遭い二回も全ての堂宇を灰にしてしまうのですが、慶應元年の火災後、仮のお堂のままだったため、無住となった最勝寺の本堂と阿弥陀堂を安楽寺の境内に移築し、前述のように寺名を改称した安勝寺が引き継いでいます。 

梵鐘 [国指定重要美術品] と鐘楼
[指定年月日 昭和20年8月8日]
 宝暦4年(1754)3月に鋳物師佐野大河太郎兵衛・崎山五左衛門により鋳造され、願主尊義・住職佑範により造立されたもので胴回りには光明真言が108行刻まれています。戦時中に全国規模で金物の供出(注釈1)が行われた際、梵鐘の周囲にある佛紋様(注釈2)が美術品として素晴らしいので古美術保存法により供出を免れた逸品です。鐘楼は昭和8年11月に弘法大師1100年御遠忌記念として修築されています。

光明真言金亀宝篋印塔 [町指定重要文化財]
 最初の建設時期は寛文11年(1671)とされており、早沼と呼ばれる沼に光明を放つ石の大亀を発見した荒井市左衛門と言う漁師が、村人達と石壇を築きその上に亀をのせ、またその上に八角の大石を立てると、高僧を招き開帳したと言われています。この後宝暦7年(1757)この地に大洪水が起こった際に、この石亀が生きた亀のように金色の光明を放ち浮出したため、石亀の上に供養塔を再建したところ全く動かなくなったと伝えられたのが、現在の光明壇金亀宝塔となります。四季の流行病に大いに利益あり、また、短命を転じて長命に、愚鈍を転じて知恵を得、悪行を転じて善行ならしめて、諸願成就せざることなしと昔から伝えられており、不思議なことに春夏秋冬に金亀の周囲は常に湿気が絶えず、降雨の前には更に湿気を帯びると言われています。

阿弥陀堂、木造・阿弥陀如来像 [町指定重要文化財]
 阿弥陀堂は、仏堂建設の一つの形式である『三間堂』と称し、小規模ながらも伝統的な技を忠実に組み上げています。この内部に造り付けられた須弥壇(しゅみだん) (注釈3)の上に厨子(ずし) (注釈4)が置かれ、その内部に木彫りの阿弥陀如来立像が安置されています。

(注釈1)
 供出:国などの要請によって物資を差し出すこと。
(注釈2)
 佛紋様:仏教の文様。仏具文様。
(注釈3)
 須弥壇(しゅみだん):仏像を安置する台座。須弥山をかたどったものをいう。
(注釈4)
 厨子(ずし):仏像・舎利・経巻を安置する仏具。

周辺案内図

(注釈)地図はドラッグ操作でスクロールします。

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    電話:0276-82-1111(ダイヤルイン 82-6139)
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