賀茂神社（かもじんじゃ）

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  賀茂神社

　京都北区上賀茂本山町に鎮座する賀茂別雷神社(旧官弊大社)を分祠されたもので、北海老瀬村の総鎮守になります。現社殿は明治35年1月に竣工したもので、末社には大杉様があり、以前、大杉囃子が行われていました。その昔弘法大師が諸国行脚(あんぎゃ)^(注釈)のおりに杖として使って来た木を挿したのが月日を経て育ったという大杉がありました。言い伝えによるとその大杉の窪んで祠のようになったところに白い蛇が住んでいて、大水に遭ったり、嵐が来たり、世の中に変わり事がある時は夢知らせがあると言われていました。

祭礼当番引継式 ［町指定重要無形民俗文化財］
　賀茂神社の祭礼は4耕地の4人の当頭が中心となり運営にあたっています。4月の大祭には後当番耕地へ祭礼当番を申し送ります。千両箱の引き渡し式とも呼ばれ、古い祭礼形態を現在まで遺しています。

(注釈)
　行脚(あんぎゃ)：僧が修行のために諸国を歩きまわること。