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板倉町

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雷電神社(末社八幡宮・稲荷神社社殿)

更新日:2021年4月21日

住所〒374-0132 群馬県邑楽郡板倉町大字板倉2334
電話番号0276-82-0007
創建不詳
  • 八幡宮稲荷神社社殿の画像

    八幡宮稲荷神社社殿

国指定重要文化財

天文16年(1547年)佐貫庄の赤井氏旗下(きか)飯野城主篠崎三河守(みかわのかみ)によって建てられました。社殿は二間社(にけんしゃ)(柱間が二つ)入母屋造り、銅板檜皮葺(どうばんひわだぶき)で、特に二間社である事は全国でも珍しいものです。向かって右側に八幡宮、左側に稲荷神社を祀っています。古来より日本人は奇数を好み偶数を嫌うといわれ、神社建築で偶数である二神を祀ることは特殊なものです。

また、絵様、彫刻が室町末期の特徴をよく表していています。なかでも蟇股 (かえるまた)は特に優れており、その他にも錫杖彫(しゃくじょうぼり)の二個の和鋏が相対する鬼門除け、屋根の緩やかな勾配、幹が大きく反り上がり優美な線などが見られます。廻縁(まわりえん)、浜縁(はまえん)、浜床(はまゆか)、高欄(こうらん)があることも特徴です。

(注釈1)旗下(きか)とは、ある大将の支配下のことです。

(注釈2)銅板檜皮葺(どうばんひわだぶき)とは、檜の樹皮が使われる屋根工法だが、自然でできた屋根材を銅板素材で再現したものです。

(注釈3)蟇股(かえるまた)とは、社寺建築で梁や桁の上に置かれる輪郭が山形をした部材のことです。

(注釈4)錫杖彫(しゃくじょうぼり)とは、虹梁の下側に錫杖形の彫物をして装飾としたもののことです。

(注釈5)廻縁(まわりえん)とは、建物や部屋の周囲の二方以上にめぐらした縁側のことです。

(注釈6)浜縁(はまえん)とは、神社などの向拝の階段の下にある床のことです。

(注釈7)浜床(はまゆか)とは、寝殿の母屋に設けた方形の台のことです。

(注釈8)高欄(こうらん)とは、神殿などのまわりや橋・廊下などの両側につけた欄干のことです。

周辺案内図

(注釈)地図はドラッグ操作でスクロールします。

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