木造・阿弥陀如来坐像(もくぞう・あみだにょらいざぞう)
更新日:2021年4月21日
この阿弥陀如来坐像は、籾谷浮戸薬師堂の本尊とされているものです。
像高60センチメートル、肩巾27.5センチメートルで、製作者、制作年代は不明ですが、薬師堂の開山(注釈)が同所建立の宝篋印塔(ほうきょういんとう)により承応2年(1653年)頃と推定されることから、この頃製作されたものと思われます。頭部と胸部には後世のものと思われる彩色が施されています。
(注釈)開山とは、仏寺を創建すること、またその仏寺を創建した僧のことをいいます。