成人用肺炎球菌予防接種費用の助成について
更新日:2022年6月9日
肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の25パーセントから40パーセントを占め、特に高齢者での重症化が問題になっています。肺炎球菌ワクチンは、約90種類ある肺炎球菌のうち、頻度の高い23種類の肺炎球菌について予防するもので、すべての肺炎を予防するものではありません。
新型コロナワクチン接種との接種間隔について
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
(例) 10月1日に新型コロナワクチンを接種した場合、他のワクチンを接種できるのは、10月15日(2週間後の同じ曜日の日)以降になります。
費用助成制度は2種類あります
成人用肺炎球菌ワクチン予防接種の費用助成制度は「定期の予防接種」と「任意の予防接種」の2種類があります。接種を希望されるかたは、下の表の対象者欄をご覧になり、該当する制度をご利用ください。なお、両制度とも予防接種を受ける法律上の義務はありません。
定期の予防接種 (予防接種法に基づき実施される予防接種) |
任意の予防接種 (予防接種法に基づかない予防接種) |
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対象者 |
町に住民登録がある次の(1)または(2)に該当するかた(ただし、過去に肺炎球菌ワクチンを接種されたかたを除く) (2)60歳以上65歳未満のかたで次のいずれかに該当するかた
接種をご希望される場合、保健センターへご連絡ください。予診票等を発行します。 |
町に住民登録がある満65歳以上のかたで、左記の定期予防接種の対象でないかた (ただし、過去に町の費用助成を受けて肺炎球菌ワクチンを接種されたかた、及び過去5年以内に同ワクチンを接種されたかたを除く) |
接種費用 | 自己負担金 2,000円 (契約医療機関以外で接種する場合、上記金額を超える場合があります) |
全額自己負担にて接種後、申請いただくと、後日振り込みにて2,000円助成します。(町独自の助成制度です) |
接種回数 | 1回 | |
接種場所 | 契約医療機関 契約医療機関以外で接種をご希望されるかたは、事前に手続が必要となりますので、保健センターにご相談ください。 |
医療機関(指定はありません) |
接種方法 |
接種を希望されるかたは、医療機関に予約のうえ、接種をしてください。 【持ち物】
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接種を希望するかたは、医療機関に予約のうえ、接種をしてください。 【持ち物】
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定期の予防接種の対象者について
定期の予防接種は、平成31年度からの対象は65歳のかたのみで、70歳以上のかたについては、平成26年度から平成30年度までの5年間で終了となる予定でしたが、平成31年1月に厚生労働省において、平成31年度(2019年度)から5年間は定期接種の対象者の拡大を継続することが決定したため、引き続き70歳以上のかたでこれまで一度も肺炎球菌ワクチン(23価)を接種したことがないかたに接種機会が設けられました。対象者は毎年異なるため、接種の機会を逃さないようご注意ください。前回の定期接種の機会及び過去に自費で接種を受けたかたは、対象外となりますのでご注意ください。
予防接種を受ける際の注意
予防接種を受けることが適当でないかた
- 明らかに発熱を呈しているかた
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなかた
- 過去に肺炎球菌の予防接種を受けて、アナフィラキシーショックを呈したことが明らかなかた
- その他、医師が予防接種を受けない方がいいと判断したかた
予防接種を受けるときに、医師に相談する必要のあるかた
- 心臓、腎臓、肝臓、血液その他慢性の病気で治療を受けているかた
- 過去に予防接種を受けて、2日以内に発熱、じんましんなどのアレルギーと思われる症状がみられたかた
- 今までにけいれんを起こしたことがあるかた
- 今までに免疫不全の診断がなされているかた及び近親者に先天性免疫不全の人がいるかた
- 肺炎球菌ワクチンの成分に対してアレルギーを呈するおそれのあるかた
予防接種を受けた後の注意
- 予防接種を受けた後30分間は、急な副反応が起こることがあります。その間、医師とすぐに連絡が取れるようにしてください。
- 予防接種の副反応の多くは、24時間以内に出現しますので、この間は体調に十分に注意してください。副反応と思われる症状が起こった場合は、医師による診察を受けてください。
- 入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすらないでください。
- 接種当日はいつもどおりの生活で構いませんが、激しい運動や深酒は避けましょう。